naughty boys インタビュー

Live "WALK OUT"@宮地楽器 (2000.08.06)


インタビュアのおねーさん:イ
yen-rakuちゃん:に
不良おやじcj:し
きくらちゃん:小
桂小ゆかり:ゆ

イ「はい、じゃ、セッティングなどの関係もありますので、ボーカルの桂小ゆかりさんにまず、お話を伺いたいと思います。はい、お疲れさまでした〜。まず、トップバッターのライブを終えての感想をどうぞ。」
ゆ「歌詞間違えました、すんません(苦笑)。」
イ「間違えました!ちなみに、どのあたりで間違えたんでしょうか?」
ゆ「(もごもご)」
イ「なんか聴いてる方は全然わからなかったんですけど、本人が『あ、しまった』と思う瞬間があったわけなんですね。だんだん後半になるにつれ、元気いっぱいになられてきたんで全然気がつきませんでした。はい、では『間違えました』というのが今日の感想ということでしたが、ちなみに、みなさん色んな特技を持ってらっしゃるというか*1)、それぞれが何かエキスパートのような感じで演奏してらっしゃいましたけど、このメンバのみなさんが集まったきっかけは何だったんでしょうか?」
ゆ「えっと、あるメーリングリストで…みんな同じメンバだったんですよ。」
イ「そうなんですか。じゃ、えーと、例えば学生時代から友達だったとか、職場が…そういうのはぜーんぜんないんですね?あ、そうなんですか〜。で、このメンバで集まって、最初にしたことは何ですか?」
ゆ「ごはん食べましたね。鍋を…*2)」
イ「いきなり鍋?は〜、まずはとりあえず打ち解けましょうみたいな感じで鍋を。で、だんだんみんなのキャラクタもわかってきて、音楽に移行していくわけなんですけど、最初にセッションというかみんなで演奏してから今日のライブまでどれくらいの月日が経ちましたか?」
ゆ「そんなにかかってないと思うんですけど…三ヶ月くらいだと思うんですけど、ちょっとわかりません。」
イ「だいたい約三ヶ月くらい。*3)そうなんですか。で、テクノ歌謡ということで、とってもわたしたちの年代には懐かしい曲が沢山出てきたんですけど、こういう曲を選曲された意図というか、どなたの趣味でこういう選曲になったんでしょう?」
ゆ「こちらの方の趣味ですね (と片付け中のきくらちゃんを指す)。」
イ「こちらの方?今、しゃがんでらっしゃる。はい、そちらの趣味でこういう選曲になったんですか?」
小「はい、今回は作詞が松本隆さんの特集ということで…*4)」
イ「松本隆特集だったんですね!あ、そうなんだ!じゃ、一応なんらかの統一性があったわけなんですね!はい、じゃ本体ががーっと動きます。すごいですよね。はー、なるほど。じゃ、ゆかりさんの、わたしの歌いやすい歌とか、わたしのキーだとこういのがいいとか、そういう希望はあったんですか?」
ゆ「きくらちゃんがわたしの声に合わせてキーを変えてくれはりました。*5)」
イ「そうなんですか。ちなみに、ゆかりさんが普段カラオケなんかで得意にしてる曲とか、たぶんこういうのを普段カラオケでぱっと歌える人はあまりいないと思うんですけど、普段はどういう歌がお好きなんですか?」
ゆ「普段もこんなですけど。」
イ「いきなり、イモ欽トリオを歌っちゃう!」
ゆ「人見て…歌いますけどね。」
イ「一応、その場を考えて選曲をされるわけなんですね。じゃ、ちなみに、今日のラインナップの中、それ以外でもいいんですけど、わたしのベストパフォーマンスと言えるくらいの得意な曲は何でしょうか?」
ゆ「最後のハートブレイク太陽族。」
イ「太陽族!なかなかインパクトのある曲ですよね。最後のハートブレイク太陽族。わたしは実は初めて聴いたんですけど、あのー、いつごろ流行った曲なんでしょうか?」 ゆ&小「(もごもご)」
イ「82-83年ということだそうです。」
ゆ「ヒットしなかった。」
イ「あ、ヒットしなかった!なるほど、そう言えば、おっしゃってましたよね、これはあんまりヒットしなかったとか、これはいまいち知らないだろうとか。そういう松本隆特集ということでしたけれど、なんかなかなか聴いててね、興味深い曲がいっぱいでしたが。それではですね、あと聞きたかったのは桂小ゆかりとノーティーボーイズというバンド名なんですけど、これをつけたのはどなたですか?*6)」
ゆ「ノーティーボーイズというのは最初からありまして、男性が三人集まってノーティーボーイズを作られたみたいです。で、わたしがそこに入ってきて桂小ゆかり…と。」
イ「桂小ゆかり(笑)。なんですか〜。じゃ、もともと男性がノーティーボーイズでそこにボーカルが入ったので、よくありがちな松平直樹*7)とブルーロマンとか、なんとかとブルーコメッツとか。あ、そういうノリで(笑)。いいですよね、なんかこう独特のセンスというか、けっこう面白い世界だなぁと思って楽しませていただいたんですけど。今回は松本隆特集という選曲だったんですけど、これからやってみたい曲とかありますか?」
ゆ「これからやってみたい曲…(と片付け中のきくらちゃんに振る)」
小「次はあまりCD化されてない曲なんかを狙ってみようかな、と。さらに誰も知らな いぞ、という曲を…」
((お客様苦笑))
イ「誰も知らないぞ(笑)。じゃ、すみません、前の方へ。あ、お二人並んでください。突然、振ってしまってすみませんでした。キーボード、Kさん (きくらちゃんの本名)…あ、はい、ですよね?あ、いいんですよね、Kさんということですよね。じゃ、Kさんが主に選曲とか行って実質リーダなんですか?」
小「いや、リーダは…(と桂小ゆかりを指す)」
イ「リーダは小ゆかりさん(笑)?その誰も知らないぞ、という曲ですけど例えばですよ、例えばってタイトル出されてもきっとわかんないと思うんですけど、どういう曲をやろうなんて思ってます?」
小「比企理恵なんかいいっすね。」
イ「比企理恵ですか?比企って、比べる企てるの比企理恵ですか?」
小「あんまり漢字強くないんでよくわからないんですけど…」
イ「比企理恵の曲…あのー、聞いてもわかんないと思いながらも聞いてしまうんですけど、どんな曲、例えばタイトルを二三教えていただければ。」
小「それはちょっと…*8)次来ていただければわかるということで。」
イ「なるほど、そうやって引っぱるわけですね。そういうふうに言われると、もしかしたら自分が耳にしたことがある曲が出るかもとかそういう楽しみがあるかもしれません。はい、ちなみにKさんに聞きたかったんですが…*9)」
小「(もごもご)」
イ「はい?あんまり言わなくていいですか?本名は伏せて。」
((お客様苦笑))
イ「本名はって、もう言っちゃってるんですし、だいたいみんな知ってるじゃないですか(笑)?」
小「いや、みんな知らない…」
イ「知らないんですか?じゃ、通称何で通ってるんですか?」
小「『きくらちゃん』…」
イ「きくらちゃん?きくらちゃんというのはどっから来たんですか?」
小「きくらげ…っすね。」
((お客様苦笑))
イ「きくらげ…あ、あの中華料理によく使われる。はぁ〜、刻んで玉子に混ぜると一瞬トリュフのオムレツかなぁ〜と間違いちゃいそうな、あのきくらげですね。*10)じゃ、あの片付け終わった方、どうします?一人ずつだとつらいですよね?みんな出てきた方が…はい、拍手をお送りくださ〜い。」
((不良おやじcjとyen-rakuちゃん登場))
イ「すみません、狭いですけど。ノーティーボーイズ揃ってくださいました。あ、あれ?ノーティーボーイズ一名足りないようですが…あ、小ゆかりさんもね。ノーティーボーイズは三人?四人揃いましたです。ね、一、二、三、四…あれ?五人?もう一人はいいですか?あ、ゲストはいいんですか、ゲストは。ゲストの方、また後でお呼びするということで。*11)はい、じゃ、本名は伏せて、通称何さんですか?」
し「cjです。」
イ「しーじー?」
し「しーじぇいです。」
イ「不良おやじですか(笑)?じゃなくて。」
し「cjです。」
イ「cjさん。通称cjさん。はい、通称誰さんですか?」
に「あー、にょろにょろ…(もごもご)」
((お客様苦笑))
イ「すいません、もう一回お願いします。」
に「にょろにょろです。」
イ「にょろにょろえんらく?にょろにょろはアレですよね。あの白くて手足がいっぱいある…*12)えんらく?にょろにょろえんらく、cjさん、小ゆかりさん、きくらさん…はー、謎ですよね(苦笑)。皆さん、ちょっと陰で聞いたところによると、とても遠くからいらしたということなんですけど、どこから来たかということをお一人ずつ…まず、きくらさん。」
小「横浜から参りました。」
イ「横浜はそんな遠くないですけどね。横浜はどのへんですか?」
小「横浜市ですね…」
イ「まぁいいじゃないですか、横浜市だったら。相鉄線とかいうとちょっと遠いかな ー、とかそういう感じしますけど。」
小「そういうレベルですね。丘の上の…見晴らしの…」
イ「見晴らしのいい…戦後山を切り崩して宅地にしたような…はい、cjさんどちらからいらしたんですか?」
し「こてこての大阪ですね。」
イ「大阪といっても広いですけど、大阪どのへんですか?」
し「天王寺の近くです(笑)。」
イ「関西で煮しめたような人間って感じなんですね。はい、ありがとうございます。にょろにょろyen-rakuさんはどちらから?」
に「あ、杉並の方から。」
イ「思いっきり都会なんですね。小ゆかりさんは?」
ゆ「滋賀ですぅ。」
イ「滋賀!滋賀県ですね〜、琵琶湖のあるところですね。じゃ、みなさん、とても遠くから…やっぱりメール関係で知りあったということなので、個性豊かなメンバが揃ったわけなんですね!そして鍋をやったわけなんですね!そのときの…あれ、cjさんは鍋食べてないですか?最初の鍋…」
cj「食べてないっす。」
イ「あ、そうなんですか。あらー…じゃ、鍋の話はちょっと置いといて、みなさんが普段ナニをしてらっしゃるかという…WALK OUTというライブなので、ならわしとしてみなさんの職業をお聞きすることになっているんですね。じゃ、ちょっと…きくらさん、普段どんなお仕事をやっているんでしょう?」
小「いや、よくわからないんですけど…」
((お客様苦笑))
イ「わからない?…いや、あー、自分の仕事がわからない?難しいですよね。知ってる人いますか?きくらさん、ナニやってるか。わたしは知ってる。」
お客様その一「教えてくれない。」
イ「教えてくれない。じゃ、もう、本名も職業も謎に包まれてるというか、年齢もね。横浜に住んでいるということだけがわかってる。しかも、相鉄線とかそういうレベルで、見晴らしのいい丘の上。謎ですよね〜(笑)。*13)はい、cjさんはどんな仕事してるんですか?」
し「営業とですね、デザイナーとですね、パタンナーとですね、システムエンジニアとですね…いろいろやっています。」
((お客様苦笑))
イ「営業とデザイナーとシステムエンジニアとパタンナー…はい、それはマルチというか…人がいない?それはナニ、一つの会社の中で一人四役こなしているということですか?」
し「そうです。」
イ「なるほどー、それだけ沢山の仕事こなしてらっしゃるんでしたら、夏のボーナスばっちりって感じ?」
し「それは聞かないでください(激苦笑)。」
イ「すいませんでした(苦笑)。あー、わかりました。そうですよね、一人四役もやんなきゃいけないってことは、その会社は人が足りない、人件費削ってる、すなわちあまり景気が良くない、と。」
((お客様苦笑))
イ「あ、ごめんなさい、一人で走ってしまいました。いや、そうじゃなくて、何でしょう、わかった!ボーナス出たけど使っちゃった!機材とかで、そうでしょう。これだけの、これだけって向こういっちゃいましたけど、立派な機材を揃えるので。あの、大変じゃないですか?音楽続けるのって?ねぇ、お金かかりますよね?」
し「いや、そんなこともないですよ。*14)」
イ「そうかぁ。そうかぁ、とか言っちゃいましたけどね。じゃ、にょろにょろyen-rakuさんの普段のお仕事は?」
に「あー、労働者です。」
((お客様爆笑))
イ「労働者!そのまんま。労働者と言うとどうしてもわたしは「てとろはぶろすく*15)」とかロシア系を想像してしまうんですけど、どの系の労働者?」
に「デスクワークですね。」
イ「デスクワーク?デスクワークでも労働者?かしこまりました。最後になりましたが、小ゆかりさんの職業は?」
ゆ「水商売みたいなもんですね。」
イ「このドレスで言われるとちょっと想像しちゃいますけどね、お酌してる姿を。でも、違うんですよね?水商売と言ってもいろいろありますけど、どんな感じの水商売でしょうか?」
ゆ「(もごもご)」
イ「それは…はい、わかりました(笑)。謎に包まれた*16)四名プラスゲストの方もいらっしゃるということです。桂小ゆかりとノーティーボーイズのみなさんに大きな拍手をお送りくださ〜い。ありがとうございました。」

脚注(というかつっこみ?)

*1) 少なくとも、わたくし(きくらちゃん)は何の特技もないです。
*2) 鍋を食べたのはメーリングリストのオフで、バンドとは直接関係ないです。
*3) くどい言い回しやなぁ(苦笑)。
*4) 松本隆の「風街図鑑」を買ってしまったためにこういう企画になりました。ちなみに、月下美人はこの箱には入ってません。
*5) キーを変えたのは「ティアドロップ探偵団」と「ハイスクールララバイ」の二曲。
*6) naughty boysとつけたのはわたくし (きくらちゃん)。もちろん、YMOのアルバム名から。「○○とnaughty boys」というのはyen-rakuちゃんの案。桂小ゆかりというのはどっからきたんやったっけ(苦笑)?
*7) 漢字合ってる?っちゅーか誰(苦笑)?(に:聞いたことないなあ。鶴岡政義と東京ロマンチカなら知ってるけど。こういう安物っぽい歌謡曲風味から「○○とnaughty boys」という案を出した。)
*8) 何のことはない、タイトルど忘れしてました(苦笑)。比企理恵といえば、「想像力少女」ですね(EP探索中)。
*9) 結局、ナニを聞きたかったんだろう?
*10) どのきくらげやねん(苦笑)。
*11) 結局、呼ばれませんでした(苦笑)。ゲストは前回に続いてサポートしてくださったベーシスト「おつさん」です。
*12) 足もいっぱいあるんやったっけ?(に:なかったと思う)
*13) そんなことはありません。普通の会社員です。
*14) お金かかってるっちゅうねん(苦笑)!nord lead2買ったし、力本買ったし…(に:車も修理したし…)
*15) 不勉強で存じないのですが、ナンですか、これ?(に:おそらくシベリアにある都市、ペドロパブロフスク・カムチャッキーを連想したのでは?)
*16) 「謎に包まれた」というより、単にみんな真面目に答えてないだけのような…インタビュアのおねーさん、すんませんでした〜

(文責:きくらちゃん)


もどる

yen-raku@kr.sakura.ne.jp