99年1月某日
ほとんど1年ぶりの更新です (超苦笑)。このページって見に来る人いるんですかねえ。でも今後、一番力を入れようと思ってますので、懲りずに見に来てくださいな。なんたって、まあ世界で唯一の石橋蓮司専門ページですからね (笑)。
さて、またまたやってくれました、よみうりテレビ。おなじみ夕方の火曜サスペンス劇場再放送枠で、上の「解説」で書いている森本レオが犯人役だったドラマがオンエアされたです。
タイトルは『死角関係』。蓮司とレオが旧友という設定で蓮司の妻に酒井和歌子、森本レオの妻に戸川純というすごい配役。実は最後の方までオンエアに気づいていなくて、新聞のラ・テ欄を見て「すわ」とテレビをつけると森本レオが猟銃を持って吠えまくっていた。しかし、蓮司かっこいいなあ。まだ痩せていてシャープな線のころで (異常者役が多いころ?) 今とは違った魅力がありますね。しっかし、なんで蓮司ってブーム起きないのかなあ。NHK の『クイズ・日本人の質問』みたいなちょっと脇の甘い番組に頻繁に出るとか (笑)。まあ、使い捨てにされるようなブームなら起きて欲しくないですけどね。最近、内藤剛志がちょっとそれっぽい感じがするんで。で、ドラマ自体は普通の2時間サスペンスものにしては全体の雰囲気が濃いし、どことなく映画っぽい感じがしていたのでエンドロールを注視していると、なんと脚本 (共同脚本) と監督が神代辰巳!! いやあ、驚きました。この絶妙な配役も神代辰巳かなあ。え、神代辰巳 (くましろたつみ) をご存じない? 伊佐山ひろ子と山谷初男が光る『女地獄・森は濡れた』をレンタルして見ましょう。サドの『ジュスティーヌ・美徳の不幸』を下敷きに作られた日活ロマンポルノだけど、ただのポルノと思うなかれ。筆者はなんにも知らない友人を連れてこれを見に行ったが、「あぁ、こりゃこりゃ」の俗謡の土着的な雰囲気に展開される物語に感銘を受けて、彼はいたく気に入りセルビデオまで買ったのだ。後日談だが、彼が同僚に「なんかエロビデオ貸してくれ」と頼まれたので『女地獄・森は濡れた』を貸したところ、無言で返ってきたらしい (笑)。
話がずれたところで、もう一つ。下で書いている『盲獣』が昨年末になんと LD になって発売された。どうもマニア向けらしいが、即入手 (やっぱこれってマニアなんすかね)。船越英二の変態めくらが最高ですな、いやはや。予告編や場面ごとのチャプターもきちんとつけてあり、非常に丁寧にパッケージングされていて好感が持てる商品。最近 LD は在庫をおかない店が増えているので、欲しい人は見つけ次第すぐに買ったほうがいいと思う。しかし、なぜ今頃出るんだろう…
4月2日 (木)
またやってくれました、よみうりテレビ。おなじみ夕方の火曜サスペンス劇場再放送枠で『24時間半・心ならずも新聞社をジャックしたツキのない男と3人の人質の奇妙な連帯』という長ったらしいタイトルの話に刑事役で出演。
出演者は立てこもる「ツキのない」犯人に火野正平、人質としては、火野正平が乗り込むきっかけとなった誤報記事を書いた記者に千堂あきほ、その上役のデスクに岸部一徳。誤って火野正平を捕まえ、今度は人質解放の説得にあたる殿川刑事に石橋蓮司。この3人の組み合わせは下の方で書いている「新任判事補」シリーズのメンバーだな、こりゃ。
で、その殿川役の石橋蓮司、実に人を喰ったような役柄/演技で笑わせてもらいました。立て籠もっている部屋のドアの隙間を開けて、犯人とものをやりとりする時の表情といったら! いやはや、やっぱ蓮司いいすね (笑)。
そうそう古い話ですが「徹子の部屋」に出演する前あたりからヅラをつけなくなったようで、むしろこちらのほうが自然でいいと思うっす。この web にある画像はつけている時分のモノですけどね。
98年2月21日 (土)
更新が極度になされていないので申し訳ない。最近テレビを見ることが少ないもんで。
知人宅でテレビをつけると、蓮司が。土曜ワイド劇場の20周年企画「三毛猫ホームズの黄昏ホテル」らしい。広報によると大林宣彦が監督し、映画用キャメラで撮影したらしいが、そういった様子があまり画面から伝わってこないのも土曜ワイド劇場っぽい (笑)。
内容は最後の方をちらりと見ただけなのでよく分からないが、蓮司はお金持ちで南野陽子が妻のようだ。髭を生やし、派手なガウンを着てなかなか存在感がある。「わたしはてっきりおまえがわたしに惚れているのだと思っていたよ」というくだりはまさに蓮司節とでもいうべき科白回し。あとからわかったのだが、そのドラマにはなんと緑魔子も出ていたらしい!宮沢りえがひさびさに登場していたが、それより緑魔子が見たかった。結論として蓮司の金持ち姿はぐぅ。
9月16日 (火)
プランタン銀座のギャラリーで開催されていた「婦人公論」創刊1000号記念企画『夫婦の肖像』写真展で、石橋蓮司・緑魔子夫妻の写真も展示されていたとのこと。あいにく開催は 9/11〜 9/16 と今日までだったようです。更新が遅くて申し訳ない。なお全国のプランタンに巡回するかは未定。
8月11日 (月)
またまた長らく更新をさぼっていたので、全く「最近的」でなかったこのコーナー、久しぶりの情報。
「太陽にほえろ」の web で、「前科者カード」として石橋蓮司が取り上げられています。髪に注目ですね。髪に。
http://www5.big.or.jp/%7Etoku/nanamagari/zenkasha1.html
97年6月27日 (金)
長らく更新をさぼっていたので、「最近的」でなかったこのコーナー、久しぶりの情報。
7月18日に日本テレビ系列で「太陽にほえろ」のリメイク版がオンエアされるのだけど、そこで我らが石橋蓮司が刑事役で登場。本人のコメントが非常にいいので見てください。
http://www.ntv.co.jp/press/9706/h161.html
11月19日 (火)
おなじみ「さむらい探偵事件簿」(日本テレビ系列)。石橋蓮司が例によっておかしいのだけど、アメリカからの情報によると (笑)、番宣で石橋蓮司・高橋英樹・萬田久子の三人のコントがあるらしい。それから、どうも予告編から察するに来週は石橋蓮司をメインにした構成のよう。
今回はゲストに平田満・鈴木清順というくせ者揃い。
11月15日 (金)
夕方、出かける寸前にちょっとテレビをつけたら、いきなり石橋蓮司が。
よみうりテレビの火曜サスペンス劇場再放送枠で、新聞のテレビ欄を見ると千堂あきほが主役のシリーズ「新任判事補3」だった。ああこりゃパート1見たことあるぞ、あんときゃ岸部一徳が出ていたなと思いながら、すこし腰を落ちつけて見るとどうやら石橋蓮司は千堂あきほの上役らしい。といっても全く嫌味っぽくなく、むしろ若い者を見守るといった感じで、服装も紳士っぽくぱりっとしたものを着て、「いい人」だったので意外な感じだった (「いい人」も結構似合うんだ、これが) 。やっぱりあれだけの変質者役からいい人役までこなせるのはそれだけの力量があるからですよね。それでも時折見せる、苦い表情から「にやり」と笑う顔は傑作。
これを最後まで見ることは出来ず、ちょっと残念(笑)。
11月01日 (金)
皆様、お待たせしました (って期待している人がいるのかは疑問(苦笑))。祝! 石橋蓮司「徹子の部屋」に出演。
思っていたとおり、笑えました。いきなりオープニングで石橋蓮司が子どもの時の写真が出るが、なんと伴淳三郎の「アジャパー」のポーズを取って、ひんがら目をしているというもの。もともと石橋蓮司は子役出身で (初めて知った)、その初出演の映画の一部が流れたのだけど、驚くほど達者な演技で唸ってしまった。もちろんお約束の異常者・変質者役についての話も出て、石橋蓮司フリークには垂涎の内容だったです(笑)。それからなんでも「物喰う人々」の映像化でザイールに飛んだらしい。いつ放送されるのかは不明。余談ではあるが娘さんはアメリカ留学から帰国したそうだ。
10月26日 (火)
怒涛のアップデート(笑)。新番組「さむらい探偵事件簿」(日本テレビ系列) に同心役でレギュラー出演。「コレージュ・ダムール」を継ぐ完全な三枚目路線で、まさにはまり役という感じですな。その子分の岡っ引きが有園芳記 (まだ第三エロチカにいるのかな?) というなんとも言えない凸凹コンビ。二人とも完全にはまっているのがおかしい。
番組そのものもへんてこりんなモノで、最後に「時代考証は一切架空です」とのお断りは出るわ、次週予告のナレーションは小林克也だわ (時代考証なんて関係ないもんね、と言い切っちゃう)、近来まれにみるふざけた番組で好感が持てます (笑)。打ち切られる前に是非是非ご覧下さい。
10月某日 (水)
毎週水曜日オンエアの忠臣蔵 (CX 系列) に石橋蓮司が出ている、らしい。
実際に見ていないし、役柄もつかめていないので論評できないっす。
そうそう、「事実婚上の妻」緑魔子を久方ぶりにブラウン管上で見た。NHK 教育「ETV 特集」で「スピードとエロス」と題して増村保造監督の特集を組んでた (10月8日) んすけど、若尾文子とかのインタヴューに混じって緑魔子のインタヴューもあったんですよ。
緑魔子は江戸川乱歩原作の「盲獣」っつう大映の増村作品に出てたんで、その時の話での出演。
また話は脱線するんですけど、小説の「盲獣」の方は乱歩自身が「できれば全集に入れたくない」とゆうくらいのグロで、まあ、一度読んでみて下さい(笑)。でも結構おもしろい、これが。めくらが肌の綺麗な女を殺し、彫像に塗り込めて触覚芸術なるものを提唱するあたりは、確かに気違いじみているけど、なかなか人間の感覚を鋭く描いているのではないかと。あと、サディズム・マゾヒズムの快楽を、当時としては早い時期から扱ってます。そうそう、映画の方はビデオにもなってますので、探せばあるでしょう (私の行っているレンタル店、3軒中2軒で確認しました) 。めくらの自宅の監禁部屋のセットが凄いすよ。「触覚を刺激するために樹脂製の人間の肉体で壁面全部が覆われている」のを再現したんすからね(笑)。ただストーリーは原作のすさまじさに比べると、衝撃度は落ちますが。
5月22日 (水)
久方ぶりの更新。なんと NHK 衛星第2で劇団第七病棟の舞台がオンエア。
もちろん我らが石橋蓮司も当然ながら出演で、夫人の緑魔子も出演。芝居は「人さらい」というタイトルで、脚本は唐十郎。おどろおどろしい話だろうと思って冒頭を少し見たところ、意外に明るそうな話で (あくまで、冒頭) コレージュ・ダムールほどではないけれど石橋蓮司も明るく演じていた。
4月30日 (火)
東京放送・お詫び番組のうらで (註:当時、坂本弁護士殺害事件に絡んでオウム真理教に取材 VTR を見せたとかなんとかで、TBS がいろいろ謝っていた) 、ひっそりとオンエアされているテレビ朝日 (制作:朝日放送)「大型時代劇スペシャル・忍者がえし水の城〜宇都宮釣り天井の謎」。なんかタイトルだけ見ていると、テレビ東京/大阪でやってた、ロケ:伊勢戦国時代村、出演:佑季良一 (こんな字?) + JAC オールメンバーの「森蘭丸」みたいな雰囲気するねぇ。制作も朝日放送だし。
でも、我らが石橋蓮司も出演してるということで、テレビ雑誌をチェック。どうも役柄は悪役のようだ。なになに、敵の嫡男を暗殺させるは、密約を破って豊臣家を滅亡させるは、の非道な大名・本多正純役か。さすがは石橋蓮司。感服致しますです。
3月27日 (水)
CX「雲霧仁左衛門」終了で当分の間お目にかかれないな、と思っていたらアナタ、NHK「イナゴ課長のご栄転日記」で、内藤剛志演じる課長代理・木下を馘にしようとする黒川部長役で出演。前半はお馴染みのねちりねちりしたいじめ方をするが、後半社長のペットのイナゴが逃げてからは、かつてのコレージュ・ダムールを彷彿とさせる見事な表情で、最後にはなんと黒川部長がイナゴを押しつけられてしまう (笑)。社長秘書役として井出薫嬢が出演していたが、石橋蓮司との競演はなし。蛇足ながら大阪弁の下手な役者が多い中、内藤剛志 (「たかし」と読む) のイントネーションは完璧。彼は大阪出身か? (後で調べたところ、大阪出身であることが判明)
96年3月8日 (金)
NHK「金曜時代劇・とおりゃんせ〜深川人情澪通り」でねちっこい十手持ち・儀助をねちっこく演ずる。
Copyright of Image:© 1994 Fuji Television Network. All rights reserved.
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