あれは、2年前。韓国へ旅行したとき、ポシンタンを食べました。場所は、ユソン温泉へ行ったときのことです。
上カルビのような柔らかい歯触り。ちょっと臭みがありましたが、美味しかったです。そこの店にはいるときは、庭にいた犬が、帰り際にはどこかへ姿を隠してしまいました。女の子達は、「あの肉を食ったのかなあ」といっていましたが、それはないと思います。
厨房の裏をちょっと覗き込んだら、犬の顔の蒸したもの (あるいは薫製か) がどーんと置いてありました。思わず記念撮影までしてしまいました。ちなみに、気になるお値段は、12,000ウォンだったと記憶しています (ビール1本込みで)。
当時は、100円=740ウォンでしたから、1,620円ぐらいでした。今は、ウォン安だから、1,500円前後と思います。金額だけを見ると、安いかな、とも思いますが、サムゲタン (これも湯料理では最高級料理) でさえ、8,000ウォン前後で食べられることを思えば、ポシンタン、韓国では決して安い料理ではないようです。
昔出張で中国に行かされた時、ランチに中国人に杭州郊外のレストランに連れて行かれた時、わんわんを食べました。招待先のおごりで、何かわからんけどとにかく出されたものを食べる、というスタイルで食事していたので、いつのまにか食べてしまっていました。わかっていたらやはり頼まなかったと思いますが…。
料理はよく聞く鍋風ではなく、しいて言えば、長時間煮込んだ豚の角煮風の味付け (但しもっと真っ黒) でした。一緒に煮しめたスパイスやハーブを半球型に盛った上に、5ミリ厚さでスライスした肉を、焼豚を出すときみたいに綺麗に盛りつけて出てきました。お味の方は、花椒かなんか、その辺の中国だけで食べられる謎のスパイスがとても効いていました。とにかく真っ黒 (少し烏龍茶の葉みたいな色) で、数日間煮ていたんだろうと思います。だから犬臭さは特に感じませんでしたが、あのスパイスが駄目な人には無理な味でしょう。
総じて食感はやはりぶた、です。脂肪層と筋肉層がはっきりわかれているところは猪肉も思わせました。とろけたコラーゲンがgoo!というか、いやそんなにとろとろした肉ではなかったと思いますが、柔らかかったのは確かですね。わんこってあんなにぴっちりした身なのに、意外と柔らかいんだと感心しました。味わいもよかった、味付けがよかったのかもしれない。正直言って非常においしい物だったですが、食べてる最中に「これなに」と尋ねると、流石に通訳の中国人も、「この料理は何ですか?」とこちらが尋ねても、「犬です」とは言いませんでした (彼は日本の事情に詳しい) 。しかーし、招待してくれた中国人は、「狗肉 (gouou)」とはっきり言っていました。あーあ。
国に帰ってその事を友人に話すと、「お前はもう日本人じゃない!」とか言われました。何でやねん!うまかったんやぞ!アレくらいおいしいわんわん料理を出してくれる店がもっとあれば、日本でも犬肉はメジャーになるのではないでしょうか?
ちなみに杭州はヘビ料理で有名です。長虫さんは、スープ仕立てにすると、味はアヒルに似ています。そして小骨が多い。流石に肋骨が多いとみえます。理科の勉強にもなりますね。
私は2年前に東京のある小さなお店で、ポシンタンをたべさせられました。
b.ケジャンクツヌルミ(狗肉の汁)
−犬を熱湯でゆがき、骨を外す。熱湯を入れ替えて再び肉をいれ、煎り胡麻・醤 油を加えて煮る。汁は小麦粉・胡麻油・醤油を合わせ、肉と一緒にする。最後に 刻みねぎを散らす。また、生姜をいれることもある。補身湯 (ポシンタン) とも いう。
まさにこれ!
友人に「珍しいものを食べさせてやる」といわれ東京のあるおみせ
(場所はわすれましたが…)。
そのおみせは韓国出身らしきおばちゃん3人くらいのちいさなおみせでした。
なかにはいると普通の焼き肉屋で、メニューをみるとあちらのメニューがならんでいました。
最初は焼き肉からはいっていきさいごに友人が「おばちゃん、あれある?」と声を
かけると「あるわよ」と返事がかえってきました。
しばらくして小さな土鍋にニラ(だったような)とコンビーフに似たスジっぽい赤
みの肉が入った鍋が出てきました。
友人は楽しそうに「おいしいですか ??」としきりにきいてきました。
私は疑う余地もないのでそのまま口に…
口にしてみると香辛料 (コショウ?) がかなり入って、
ちょっとすっぱかったようなそれとも生姜の香りがしたような。
特においしいとは思いませんでしたが。
食べおわり、店をでて友人から犬の肉ときいてびっくり!!
同席していた女の子はないていました (かわいそうに)。
ちなみに値段は 1200円くらいだったような。
昔のことであまり覚えていなくてごめんなさい。
ポシンタンで思い出しました。