大晦日の夜,テレビをつけるとNHK紅白歌合戦の真最中。ステージセットがなんか『Xファクター』っぽいなあ。数十分見たらなんか身の回り数メートルの歌詞,説教臭いというか無言の同調化圧力をかけるような歌詞の歌が多くてげんなりするが,目に付いたのが「人海戦術唱法」。上條恒彦がNHKの歌番組で「出発の歌」を歌うとき,スケール感と感動風味を演出するためか,後ろに小学生がずらーっとならんで合唱しているあれですよ,奥さん。とにかく子供をたくさん出せば感動だろ,みたいなやつですわ。テレビマンをテーマにした前夜の『サラリーマンNEO』はこれのアンチテーゼだったのか。
あ,でもやっぱり郷ひろみはいいねえ。