※ 21-11-2017 更新
早朝,枕元のスマートフォンが鳴り,目が覚める。Uberで予約したタクシーの運転手からの電話だ。ベトナム語で話をされてもちんぷんかんぷんなので,英語で聞いてみるがらちがあかない。枕元でセットした目覚まし時計が鳴らなかったらしく,時刻を見るとすでに6時。昨夜の内に出発の準備をしておいてよかった。豪華な朝食に後ろ髪を引かれながら急いでチェックアウトし,Uberのアプリをみると,ホテルの近くに来ているらしい。また運転手から電話がかかってきたが,やはりベトナム語しか話せないようで,困っているとそばにいたドアマンが心配そうにくるので代わってもらった。どうも車をつける場所を訊いているようだ。
Uberのアプリには概算で料金が出るので,昨夜調べたときにはカード払いでは2万ドンいかないくらいだったが,キャッシュを使い切るため現金払いにしたせいかその表示がない。念のためドアマンにタンソンニャット国際空港までのタクシー料金を聞いてみるとだいたい最大で20万ドンくらいだろうとのこと。15万〜20万ドンくらいという各種情報ともおおむね一致するのでそれを基準にする。
やっとタクシーがホテルの車寄せに到着し,それに乗り込む。空港までは車やバイクの交通量は多いものの順調に流れており,渋滞に遭うこともなくほぼ時間通りに国際線ターミナルに到着した。
料金は20万ドンだと運転手が言うので,ちょっと高めだが早朝だし,相場の範囲でもあるしちょうどキャッシュもきれいになくなるのでそのまま言い値で支払う。数分後,Uberから領収書がアプリに送られてきたので見ると,15,000ドンになっている。あの運転手は差額を丸儲けしたわけだ。即座にアプリからUberにクレームを入れると,お詫びとともに5万ドン分のクーポンが送られてきたが,もらったところで使い道がない。Uberでは現金払いはやめたほうがいい。
航空会社のカウンターに行くとすでに長蛇の列。事前にwebチェックインをしているが,サイゴンでの作業なのでプリントアウトをしておらず,キオスク端末もないので列に並ぶ必要があるかと思って職員に訊くと,それならこちらでと優先的に別のカウンターで搭乗手続きをしてくれた。
第一関門をスキップできたものの,出国審査がまた大行列。これを越えるとつぎに保安審査で行列。係員に荷物を開けろと指示され,中身を見せると羽田の免税店で買った土産物を見つけられ品名を訊かれたので答えるとオーケーとのこと。
保安区域内はちらほらと免税店がある程度で,やや大きめの地方空港といった趣。起きてから何も食べておらず空腹なのでラウンジに入って休憩がてら朝食にフォーを食べ,ビールを呑む。飛行機に搭乗後は酒を呑んで機内食をつまみ,仮眠して過ごす。到着した成田空港ではさっくりと入国審査と税関を通過。ラウンジでビールを呑み,時刻表をあれこれ見ながら都心に戻るアクセス手段を検討,結局JRに乗って帰った。
※この項,更新予定あり。