みんなの党雑感

 珍しく政治ネタをひとつ。

 いまさらながらの感があるけど,みんなの党について思うところに少し触れてみる。といっても,この政党の政策やらについてなにか論及しようというわけではなく,気になるのは党のトレードマークともいうべきそのロゴ。

 どうみても『オレたちひょうきん族』のロゴを髣髴とさせる1970年代後半~80年代前半の香りがする古くさいデザインで,お世辞にもフレッシュさをアピールしたいはずの新党には似つかわしいとは思えない。

 もうひとつ注目すべき点は,赤と青の2色であること。昔,赤・青フィルムでできた眼鏡をかけると,飛び出して見える3Dの映画や2色刷の写真・イラストがあったけど(『13日の金曜日』とか),これは昨今の3Dブームにのっかかったとの見方もできなくもない。

 この2点の共通項を考えると,1970年代後半~80年代半ばに少年期を過ごした人たちの潜在意識に訴えかけ,支持層にしようとしている――というのはいささか深読みしすぎだろうか。たぶん,ロゴを制作するに当たって時間と予算がなかったというのが真相だと思うのだが,このロゴのデザインに触れた論考が見あたらないので,とりあえずポインタとして覚書にしたためておく。