ここでは「季節ネタ」はあまり扱わないけれど,今年は自分にとって印象深い人たちが多く鬼籍に入ったので年の瀬になるとそれに触れざるを得ない。ここでも取り上げた加藤和彦を筆頭に,忌野清志郎,マイケル・ジャクソン,高英男といった音楽で一分野を築き上げたスターの逝去が続いたのはかなりのインパクトがあった。音楽面での興味はなかったものの,川村かおりは昔時折オールナイトニッポンでDJを聞いていたので,年齢のこともあってちょっと驚いた次第。
芸能・テレビ関連だと山城新伍,頼近美津子,荻原弘子,南田洋子,三遊亭圓楽,森繁久彌,大原麗子,田辺一鶴も今年だった。特に森繁久彌と田辺一鶴はいつまでもあのままで生きていそうな感じがしていたのだが。人文分野だとやはり巨星クロード・レヴィ=ストロースだろう。J.G.バラードもそうか。中島梓は作家というより『ヒントでピント』の回答者の印象しかない。あとは,江畑謙介,田英夫,臼井儀人なども鬼籍入りした。合掌。