[XX-11-2006]ハワイ #1

 今回は21時発と遅いフライト。スターアライアンスが集結するNRT第1ターミナルでスカイポーターに託送していた荷物をピックアップし,出国手続に向かう。平日の夜のせいか,ほとんど待つことなくスタンプを押してもらう。

 真新しいビジネスラウンジを訪れると,無料の無線LANサービスが備わっているほかシャワールームも設けられていて,海外のラウンジとひけをとらない。ソファごとにLAN端子とコンセントがあるのもいい。厨房でつくられた天ぷら蕎麦やうどんなどを食べることができる。これでもう少し天井が高ければ申し分ない。落ち着いた雰囲気のなか,搭乗手続が始まるまで酒を飲みながらぼんやりと時間を過ごした。

 搭乗ゲートに向かい,手続後手荷物検査を受ける。US行きということもあり,厳重な検査の予想に反してあっさりと終わる。機内に入る際,乗務員にノートPC用のコンセントはあるかとたずねると,ないとのこと。列の数人後ろから「えっ,コンセントないの」との声が聞こえる。それなりのフライト時間があるのにコンセントがないのは不便。機材にもよるのだろうけど,リゾート路線とはいえCクラスだし,そこは改善してほしい。機材はボーイング767-300。

 機内ではひとまずシェリーのスプリッツァでのどを潤す。機内食は鱸のポワレ,アンチョヴィソース。和食は姫竹うに焼き真丈と菱蟹と水菜の土佐浸しに食指が伸びるが,メインがすき焼きと遅い時間のフライトには若干重いような気がしたので,洋食を選択。味はそれなりで,日本のキャリアでもあることだしやはり和食にしておけばよかったかなと若干後悔する。

 酒をちびちび飲みながら落語を聞き,ぼんやりする。結構な時間になってきたのでナイトキャップにコニャックをもらい,寝ようとするが輾転反側,うまく深い眠りに入れない。結局,熟睡できずにホノルル空港に到着した。とはいえ,ミールサービスに気がつかなかったくらいだから,それなりに寝ていたのだろう。

 入国手続は到着客が多いので多少行列ができているものの,拍子抜けするほどスムーズに完了。朝方にもかかわらず,すでに南国特有の熱気が充満している。タクシーで商用先がアテンドしてくれたシェラトン・ワイキキに行き,チェックインする。部屋はビーチとダイヤモンドヘッドが一望でき,快適。寸暇を惜しみ,早速泳ぎに行くことにする。平日の午前中ということもあり,ビーチ,ビーチに面したホテルのプールとも人がそれほど多くない。プールサイドでタオルを借り,まずは海でぷかぷか遊泳する。ころあいをみてプールに移動し,バーで酒をこしらえてもらい椅子で文庫本片手にのんびりする。プールではしゃぐ学生とおぼしき日本人観光客をながめて雑多な感想をもちながら,午後の予定に備えてはやばやと引き上げた。

[写真]ホテルの客室から見下ろすプール。RIMG0014.JPG

 午後のアポイントの前に食事を済まそうとぶらぶら歩く。ピンとくる店がないけどファストフードはイヤだし,と店選びに苦慮する。ロコモコを食べようと思い立ち,ほどほどのレストランに入ってオーダーするとやけに時間がかかる。約束の時間が迫って焦るなか,やっとテーブルに運ばれてきたロコモコを口に運ぶと,上に乗ったハンバーグが焼きたてかつジューシーでおいしい。

 約束の時間に少し遅れてしまったものの所用を片づけ,ぶらぶらとワイキキを散歩する。夜はホテルのバンケットホールで開かれた宴会に参加。米国でディナーを期待する方が間違いと思っていたらやっぱりおいしくなかった。その後は時差や旅の疲れもあって早くに床についた。