[XX-08-2017]ベトナム(ホーチミンシティ)#2

※ 14-10-2017 更新
まだ夜も明けきらない早朝,大都市の街中なのにあちこちから雄叫びをあげる鶏の鬨の声で目が覚める。たぶん食用なんだろうな。

ブイビエン通り
ホテルの屋上から見下ろす早朝のブイビエン通り。

デタム通り沿いのツーリストオフィスに出かけ,昨日予約したメコンデルタ1日ツアーのツーリストオフィスに足を運ぶ。集合時間になったのでガイドの後についてファングーラオ通りを渡り,9月23日公園を通り抜けてルロイ通りに停まっているツアーバスに乗る。

90分ほどバスに乗り,ティエン川(メコン川)をラックミウ橋で渡った先で幹線道路から船着き場へ入り,中型の船に乗り換える。左右に椰子が生える水路に入り,途中何度か島で下船して売店,ココナッツキャラメル工場や養蜂場に立ち寄る。これらの店では土産物が紹介されるがそんなにしつこく物を売りつけられるわけではなかった。

昼食は現地ミトーの名物,カー・タイ・トゥオン(象耳魚の唐揚げ),カー・コー・ト(淡水魚の土鍋煮)などが出た。象耳魚は丸ごと揚げたもので,写真のように鱗が丸まっているのが面白い。アオザイ姿のお姉さんが野菜と一緒にライスペーパーで巻いてくれたものをニョクマムにつけて食べるが,淡泊な白身でなかなかおいしい。

カー・タイ・トゥオン
名物のカー・タイ・トゥオン(象耳魚の唐揚げ)とアオザイ姿のお姉さんたち。

前述の「土産物ポイント」間は椰子林の中の狭い小径を歩いて移動させられるのだが,そんなところにバイクがつっこんでくるのがベトナムらしい。

荷物を満載して突っ込んでくるオートバイ
未舗装の小径に荷物を満載して突っ込んでくるオートバイ。

馬車で村落を移動するアクティビティのあと,フルーツを食べながら現地の民謡歌手の歌を聴かされ,やっとこさジャングルクルーズの乗り場に到着。

村落の風景
馬車から見る村落の風景。農村部でも移動手段はオートバイが主流のようだ。
共産党のプロパガンダ看板
共産党のプロパガンダ看板。スローガンは「一緒に新しい田舎を建設する」という意味らしい。共産国ながらこの手の看板は旅行中あまり見かけることはなかった。

手漕ぎボートの船頭は婆さんなので,年寄りなのに大変な肉体労働だなと思っていると,離岸後しばらくしたらやにわにエンジンをかけ出した。モーターボートなら老婆でも大丈夫だろう。これまでの水路より川幅が狭い水路でのジャングルクルーズはいい雰囲気。まるでガイドブックに掲載されている写真のようだ。水路を抜けると中型船が停泊しており,船上でボートから乗り移る。再び乗船場に戻り,バスに乗り込んで往路と同じルートでサイゴンに戻る。

ジャングルクルーズ
モーターボートで行くジャングルクルーズ。

交通渋滞もなく,17時前くらいにデタム通りのツーリストオフィスの正面に到着し,ツアーは解散。いったん宿に戻って休憩し,夕食をとろうと出かけるが,車軸を流すような雨が降ってきたので,手近なフエ料理のチェーン店「Món Huế(モン・フエ)」に飛び込んだ。

フエはベトナム中部にある阮朝の都があったところで,宮廷料理の流れをくむフエ料理はサイゴンの料理とまた違う。モン・フエではビールを呑みながらコム・セン(蓮の実ご飯),バイン・ベオ(蒸してむちむちの米粉生地に干し海老を振りかけたもの)を食べた。前者は宮廷料理だけあってあっさりした上品な塩味に蓮の香りも相俟ってビールが進む。後者は甘い味付けに干し海老の強い香りが勝ってくるので魚醬のたれにつけて食べるが,たれも甘めなので,そんなに好きな味ではない。これだけ食べて183,000VDN(約900円弱)。ほかのメニューにはフォー(実はハノイ料理らしい)や汁そば,バイン・セオといった一般的なベトナム料理もあり,飲み物とのセットもあるなど明朗会計のチェーン店なので客は現地人だけでなく外国人旅行者にも敷居が低い。

モン・フエの店内
モン・フエの店内。外国人旅行者たちはサラダやフォーを食べながらビールではなく7upを飲んでいて,なんとなく食い合わせが悪そうに思えた。

店を出て,ブイビエン通りのバーで呑んだりするつもりが強い雨がやまず,店選びが面倒になって,そのまま宿に帰ってコンビニで買ったビールとつまみを呑んで寝る。

デタム通りとブイビエン通りの交差点にあるバー
デタム通りとブイビエン通りの交差点にあるバー。外国人旅行者目当てにこんな感じのバーが並んでいるが,値段は現地の相場からは若干高め。

※この項,更新予定あり。

[XX-08-2017]ベトナム(ホーチミンシティ)#1

※29-10-2017更新
航空会社のリワードプログラムでたまったマイルで引き替えた特典航空券でベトナムのホーチミンシティ(現地では旧称のサイゴンのほうが通りがいいので以下サイゴン)に物見遊山に出かけることにした。ついでにサイゴンから陸路で半日あればたどり着けるカンボジアのプノンペンにも行ってみようともくろんだが,ベトナムへ再入国する際のビザの制限などを考えて断念した。

羽田を深夜に出発する便なので22時前に空港に到着,出国手続を済ます。ひとまずラウンジに入って休憩,しばらくすると小腹が空いたので機内持ち込みのスーツケースを預けてフードコートへ行き,軽く鉄火巻をつまんでビールを呑む。ついでに免税店ものぞいて土産物も調達し,ラウンジに戻る。

1時前に搭乗手続が始まり,乗り込む。深夜便なので酒を呑んで寝て終わり,のはずだったが,途中夜中にギーィギャアと大音量の奇声をあげて狂ったように泣き叫び続けるベトナム人幼児がいて寝付けない。親はあやしているのだが,やむ気配はなく客室乗務員が耳栓を配りにきたので,それをもらってなんとか寝た。朝食はクロワッサンにサラダと付け合わせ。白ワインで流し込む。

タンソンニャット国際空港に到着し,入国審査の列に並んでいるとやっぱりさっきの子供が奇声をあげて泣き叫び続けていた。どこか具合が悪いのかもしれない。ここはイミグレーションの後,税関の前にも免税店がある。税関では保安検査を兼ねて荷物を機械に通すだけで,とくに何かを訊かれるということはない。

タンソンニャット国際空港到着ロビー
入国手続後,税関を通る前の到着ロビー。小規模な免税店がある。

やる気のあまりなさそうな税関を通過し,到着ロビーに出たものの,まだ6時台なので開いている店も少ない。レートはよくないけれど、両替所で手持ちの現金をベトナムドン(VND)に両替する。Vittelが閉まっていたので,Mobifonのツーリスト向け30日間有効のSIMカード「way2go」を買う。国内通話60分込みのデータ通信無制限プランで,料金は250,000VDN(約1,200円。1JPY=約208VND)。依頼すると設定も係員がやってくれた。

ターミナルの車寄せにはタクシーの客引きや到着客でごった返しているが,出口を出て右に曲がった先にあるバーガーキングの前から横断歩道を渡り,バスブースに止まっている49番の黄色いマイクロバスに乗り込む。運転手に40,000VDNを払うとどこで降りるのか聞かれたので,先に路線図を撮影しておいたスマートフォンを見せながら9番で降りると答える。10分ほど待つと発車した。乗客は自分以外には日本人夫婦と中国人旅行客3人。

49番バスの路線図
49番バスの路線図。市民劇場へ行くならNo.5で下車する。

ドンコイ通りで日本人夫婦が降りた。空港からの路線バスは複数系統があるが,有名な152番系統のバスはドンコイ通りを経由しないので,中央郵便局や市民劇場付近で降車したいなら49番系統が便利。前者は通常の路線バスだが,後者は空港利用者向けで停車する停留所が限定されていて,運賃も152番が5,000VDNなのに対して49番は40,000VDNと大きく異なる。もっとも,運賃が高いからと行って特別に豪華なバスがくるということもない。

乗った49番系統のバスはベンタイン市場の前のロータリーを回り,地下鉄工事の影響か本来のルートとは逆にルロイ通りからファングーラオ通りに入ってバーガーキングの前で停車した。バスを降り,デタム通りからブイビエン通りを通ってホテルに着き,チェックインまでの間スーツケースを預ってもらう。

鳥籠の家
デタム通りを歩いていると,軒先に鳥籠をぶら下げた家から鳥のさえずりが聞こえてきた。

デタム通りとファングーラオ通りの丁字路の角にあるハイランズコーヒーに入り,ベトナムコーヒーで一服。ここは2階席だとコンセントもある。ブイビエン通りの1本南にあるチャンフンダオ通りから1番の路線バスに乗り,25分くらいで華僑の街・チョロンへ。運賃は5,000ドン。終点のバスターミナルで降りる。交差点はバイクでカオス。埃っぽい街に露店が並び,その横を掠めて凄まじい数のバイクが走る。

サイゴンは鉄道がないので外国人旅行客の移動にはタクシーがメインとなるが,網の目のように走る路線バスも本数が多く,使いこなすことができれば便利だが,ガイドブックなどでは利用方法があまり詳しく書かれていない。路線バスの利用法については別項にてまとめた(ベトナム(ホーチミンシティ)‐番外編 路線バスの乗り方)。

チョロンの交差点
バイクでカオスなチョロンの交差点
チョロンの露天街を走るバイク
露天を掠めて疾走するバイクの群れ

チャータム教会を覗き,グエンチャイ通りを中華街に向けて歩くが暑くてとにかく埃っぽい。コンビニエンスストアに立ち寄り,ビールとマスクを買い,イートインコーナーに入ってビールで喉を潤す。

チャータム教会
教会建築にシノワズリな四阿,左右の建物はコロニアル風のチャータム教会
コンビニのおすすめイートインメニュー
コンビニのイートインコーナーに貼ってあったおすすめメニュー。缶ビールが1本1.5万ドンくらいなのでどら焼き10万ドンは高めの値付け。

グエンチャイ通りをさらに東に歩き道教の華人寺・天后宮(ティエンハウ廟)を見学。ぶらさがっている巨大な渦巻き線香や屋根の彫刻など見所が多く,堪能した。

天后宮の門。
天后宮の正面。屋根の上の飾りが面白い。
天后宮の巨大な渦巻き線香。
天后宮の巨大な渦巻き線香。

バスターミナルに戻る途中に地元民のお客で賑わってる東源鶏飯に立ち寄り昼食にコム・ガー(鶏飯)を食べる。ぱらぱらするインディカ米の米飯とあっさりした蒸し鶏に専用のニョクマム風味のたれをかけるとうまさが倍増し,ビールとよくあう。

東源鶏飯の2Fから
2Fから見下ろす東源鶏飯の店内。1Fは座席だけでなく持ち帰り用の調理場もあるが,冷房が効いていないうえに調理場の熱がまわってくるので暑い。

ビンタン市場は工事中なので立ち寄らなかったが,市場に行かずとも通りごとに漢方薬や祭祀道具,生地などの専門店が軒を連ねていて,歩いているだけでも面白い。

チョロンの漢方薬屋。
チョロンの漢方薬屋。無国籍な風情が趣深い。

バスターミナルからまた1番の路線バスに乗り,サイゴンの中心街まで戻る。ぶらぶら歩いてに到着。中に入って衣類や雑貨,食料品をみてまわる。「アジアのいかしたTシャツ」はないかと探してみるが,どの店も同じ製造元と思われるパロディTシャツを並べていて代わり映えしないのでがっかりした。

ベンタイン市場の果物売り場
ベンタイン市場の果物売り場。ブロックごとに野菜や肉,衣類などと分かれている。

ホテルに戻ってチェックイン。部屋で荷物を解いてしばし休憩。周辺を散策するついでに翌日のメコンデルタツアーの申し込みをしようといくつかのツーリストオフィスをまわって値段を調べると,やはり日本人向けのツアーは倍以上かかる。加えて,旅行会社によっては1人客だと値段が跳ね上がるところもあるので,一見安そうに見えても注意が必要だ。ツアーの内容はどこも同じような構成なので値段がほどほど安くて老舗のThe Sinh touristで英語ガイドのツアーを申し込む。

夕食はホテル近くにあるファングーラオ通り交差点角の24時間フォー屋「Pho Quynh(フォー・クイン)」でビールを呑んでフォーガーを食べた。もりもりと香草を投入すると,日本で食べるフォーとまた違っておいしい。観光地価格とあって値段は若干高め。ホテルの周辺にはバーや飲み屋が軒を連ねているが,例の深夜便のせいで睡眠不足気味なので,飲みに行くことなく近くのコンビニ,Kマートでビールを買って部屋で飲んで早々に寝る。

※この項,更新予定あり。

サイゴン(ホーチミンシティ)に行ってきた

 またも有効期限切れが近づいてきたマイルを消化するため海外見物に出た。前回は澳門と香港だったので,中国以外の都市をマイレージプログラムのチャートと夏休みと空席状況を見ながら検討した結果,中華文化とメコン文化と植民地時代のフランス文化が微妙に混じり合うベトナムのホーチミンシティ(現地では旧称のサイゴンのほうが通りがいいので以下サイゴン)に行くことにした。
 ついでにサイゴンから陸路で半日あればたどり着けるカンボジアのプノンペンにも行ってみようともくろんだが,ベトナムへ再入国する際のビザの制限などを考えて断念した。
 ともあれ,ベトナムはなかなかおもしろいところで,今度はサイゴンだけでなく中部のリゾート地などもあわせて再訪してみたい。
※ 詳細は[08-2017]ベトナム(ホーチミンシティ)#1にて。