[2024年対応]ウェブ版iCloudのカレンダーに祝日を表示させる方法の覚書

2024年も引き続いてこの内容で設定できるので、2022年向けの投稿をそのまま掲載します。

Macのカレンダー.appで「日本の祝日」を照会する設定にすると、iCloudで同期したデバイス(iPadやiPhone以外でも)のスケジューラでも祝日が表示される。ところが、ウェブブラウザでiCloud.comにログインしてウェブアプリのカレンダーを選択すると、「日本の祝日」が表示されない。以前からウェブ版iCloudはこういう仕様で、いっこうに改善されていない。2021年12月現在の手順をメモ。

設定に必要なもの

 ‐ Macintosh
 ‐ カレンダー.app:Macにインストールされているもの
 ‐ 日本の祝日のicsデータ:入手方法は次項で説明

なお、カレンダーの母艦がWindowsの場合、iCloud for Windowsを使ってiCloud.comと同期させたOutlookでも同様の結果が得られると推測するが、試していないので本稿では割愛する。

日本の祝日のicsデータを入手

以下のリンク先からMacにicsファイルをダウンロードする。かつてはAppleとThunderbirdもicsを配給していたが、昨今は更新が滞っているようなので、今のところGoogleが配給するicsファイルを使うのがよさそう。

https://calendar.google.com/calendar/ical/ja.japanese%23holiday%40group.v.calendar.google.com/public/basic.ics
https://www.google.com/calendar/ical/ja.japanese%23holiday%40group.v.calendar.google.com/public/basic.ics

カレンダー.appに祝日データを読み込む

Macでカレンダー.appを起動し、[ファイル]‐[新規カレンダー]から「iCloud」を選択。古いユーザだと「iCloud」ではなく「MobileMe」になっているかもしれない。

カレンダー一覧に新規カレンダー「名称未設定」が表示されるので、適宜「Web用祝日」などとリネームし、その新規カレンダーを選択したまま、[ファイル]‐[読み込む…]からダウンロードしたicsファイルを読み込む。

すでに前年に本ページのとおりの方法で祝日カレンダーを作成している場合、先に作成済みのカレンダーを選択し、同様に[ファイル]‐[読み込む…]からダウンロードしたicsファイルを読み込む。「新規イベントを追加」のダイアログが出たら、登録先のカレンダーにwebと連動させるカレンダーを選択する。

重複表示の修正

このままだとカレンダー.appに読み込んだ祝日と既存の「日本の祝日」が重複して表示されるので、新しく読み込んだほうの祝日カレンダーのチェックを外しておく。iOSデバイスでも同様。また、カレンダーの色を祝日らしい色に変えておくと見やすい。

2023年以降の祝日について

念のため、あらかじめ祝日に関する公的な一次情報を確認しておいたほうがよいだろう。

「国民の祝日」について(内閣府)
https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html