Macのカレンダー.appで「日本の祝日」を照会する設定にすると、iCloudで同期したデバイス(iPadやiPhone以外でも)のスケジューラでも祝日が表示される。ところが、ウェブブラウザでiCloud.comにログインしてウェブアプリのカレンダーを選択すると、「日本の祝日」が表示されない。以前からウェブ版iCloudはこういう仕様のままで、いっこうに改善されていない。2024年11月現在の手順をメモ。
設定に必要なもの
‐ Macintosh
‐ カレンダー.app:Macにインストールされているもの
‐ 日本の祝日のicsデータ:入手方法は次項で説明
なお、カレンダーの母艦がWindowsの場合、iCloud for Windowsを使ってiCloud.comと同期させたOutlookでも同様の結果が得られると推測するが、試していないので本稿では割愛する。
日本の祝日のicsデータを入手
以下のリンク先からMacにicsファイルをダウンロードする。法律で定められた休日とは異なる情報が含まれているicsファイルもあるので、今のところAppleが配給するicsファイルを使うのがよさそう。
- Apple
- https://calendars.icloud.com/holidays/jp_ja.ics
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カレンダーファイルが公開されていて,以下のリンク先から祝日データが取得できる。なお、Googleのカレンダーには、国民の祝日以外に「銀行休業日」「雛祭り」「七夕」など祝日とは無関係な情報が含まれている点に留意する必要がある。
https://calendar.google.com/calendar/ical/ja.japanese%23holiday%40group.v.calendar.google.com/public/basic.ics
https://www.google.com/calendar/ical/ja.japanese%23holiday%40group.v.calendar.google.com/public/basic.ics - Thunderbird
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以下のURLの「Japan」のリンクで取得できる。なお、Thunderbirdのカレンダーには、「勤労感謝の日」が「勤労感謝祭」などとされるなど誤った記述が散見され、さらに国民の祝日以外に「1月1日銀行休業日」など祝日とは無関係な情報が含まれている点に留意する必要がある。
https://www.thunderbird.net/ja/calendar/holidays/
カレンダー.appに祝日データを読み込む
Macでカレンダー.appを起動し、[ファイル]‐[新規カレンダー]を選択。古いバージョンのappだとさらに「iCloud」もしくは「MobileMe」を選択する。
カレンダー一覧に新規カレンダー「名称未設定」が表示されるので、適宜「Web用祝日」などとリネームし、その新規カレンダーを選択したまま、[ファイル]‐[読み込む…]からダウンロードしたicsファイルを読み込む。
すでに前年に本ページのとおりの方法で祝日カレンダーを作成している場合、先に作成済みのカレンダーを選択し、同様に[ファイル]‐[読み込む…]からダウンロードしたicsファイルを読み込む。「イベントを追加」ダイアログで登録先にするカレンダーとして、新規作成した「Web用祝日」をプルダウンメニューから選ぶ。
重複表示の修正
このままだとカレンダー.appに読み込んだ祝日と既存の「日本の祝日」が重複して表示されるので、新しく読み込んだほうの祝日カレンダーのチェックを外しておく。iOSデバイスでも同様。また、カレンダーの色を祝日らしい色に変えておくと見やすい。
2025年以降の祝日について
念のため、あらかじめ祝日に関する公的な一次情報を確認しておいたほうがよいだろう。
「国民の祝日」について(内閣府)
https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html