ホーチミンシティ市内での路線バスの乗り方 ‐ ベトナム旅行番外編

サイゴン(ホーチミン)旅行では時間に余裕があるので市内の移動には路線バスを活用した。タクシーは初乗り10,000VNDくらいからだが,路線バスは基本的に5,000VND均一で本数も多いし,タクシーのようにぼったくられる心配もない。路線バスは経路が複雑でバス停の位置もわかりにくいので乗りこなすのが難しそうに見えるが,バスの運行システムがIT化されているようで文明の利器を活用すればさほどハードルは低くない。

1.現在地と目的地を結ぶ路線を把握する

 (a) バス系統図を見る

ツーリストインフォメーションセンターで無償配布されている「ホーチミン市トラベルマップ」の裏面には市バスマップが掲載されているので,それを見ておおよその現在地から目的地を通る系統を探す。ただし,系統図なので地図が抽象化されており,地図を読むのが苦手な人には難しいかもしれない。ターミナルや観光スポットには日本語表記が添えられているが,通りの名前などはベトナム語表記である点にも注意。

 (b) ウェブサービスを利用する

交通局が運営する「BusMap」で出発地と目的地を指定すると,適当な路線をナビゲートしてくれ,出発地バス停でのおおよその待ち時間も表示される。

BusMapのナビゲーション画面
BusMapのナビゲーション画面。9月23日公園からハイバーチュン通りまで行く場合の経路案内。19番バスの経路と途中のバス停がプロットされている。

また,GoogleMapでバス停のアイコンをクリックすると,そのバス停に停車するバスの系統番号と行き先,運転間隔が表示されるので便利だ。これも現在地近辺のバス停と,目的地近辺のバス停で見当をつけて調べればどの系統に乗ればよいかがわかる。通りの名前などはベトナム語表記。

GoogleMap
GoogleMapでバス停をクリックすると,経由する系統とその運転間隔が表示されるので便利。

 (c) スマートフォンアプリを利用する

「BusMap」のスマートフォンアプリがiOS,Android,WindowsPhone向けに提供されている。これが一番手っ取り早いかもしれない。

2.バス停に行く

BusMapかGoogleMapで位置をつかめばほぼ正確。ただし,1つのバス停でも系統別に乗り場が分かれていることがあるので注意する。一例を挙げると,「ハムギー通り」バス停は東行きが6つ,西行きが5つバス停があるので,GoogleMapで自分が乗りたい系統のバスがどのバス停に停まるか確認し,また現地でバス停の表記を確認しないと,目の前をバスが次々と通過する羽目になる。

3.乗車して運賃を払う

バスには行き先と系統番号が前面に掲示されている。行き先はベトナム語だが,系統番号さえわかれば問題はない。乗車後,運転手か車掌に5,000VDN払うと領収書代わりの切符が手渡される。ガイドブックでは「大きい荷物がある場合,割増運賃を請求される」とあったが,機内持ち込み可能サイズの荷物しかなかったので追加料金を請求されることはなかった。降りるときは押しボタンを押す。乗車時にどこで降りるのか訊かれて目的のバス停に停まったら乗務員が声をかけてくれることもある。

なお,タンソンニャット国際空港‐市内を結ぶ路線バスは,125番系統が5,000VDN,49番系統は40,000VDNと運賃が異なる。前者は通常の路線バスだが,後者は空港利用者向けで停車する停留所が限定されている。

49番バスの路線図
タンソンニャット国際空港から市内へ向かう49番バスの路線図。市民劇場へ行くならNo.5で下車する。