カントリー

 カントリーといっても田舎や国ではなく,バンジョーやらマンドリンが特徴的なカントリー・ウエスタン音楽の話題。筆者は長らく「アメリカ南部の田舎くさい演歌」というイメージを強く持っていたため、あまり聞こうとは思わない音楽ジャンルのひとつだった。ところが、数年前にPixerの映画『カーズ』でカントリー・ミュージックを耳にしてこれも悪くないなと思った。

 その後、『ブルース・ブラザーズ2000』でブルース・ブラザーズ一行が演奏する「(Ghost) Riders in the sky」で,アイルランド移民のフレーバーが残るブルー・グラスの魅力を発見(劇中,一行は「ブルー・グラス・ブラザーズ」と間違われる)。ブルー・グラスはフィドル(バイオリン)の音色が心地いい。ブルース・ブラザーズは映画一作目では「Theme from Rawhide」を演奏している。

 と,筆者の中でちょっとしたカントリーブームだったのが,そこに昨年細野晴臣がカントリーの新譜を出して欣喜雀躍。特に「Pistol Packin’ Mama」「Body Snatchers」「Pom Pom蒸気」がいいやね。ホソノさんといえば,イエロー・マジック・オーケストラの「写楽 in 武道館」でやった「Green Back Doller」もかなりツボ。この演奏ではバンジョー持った坂本龍一が何歌ってるかわからないのが笑える。