台湾でプリペイドデータSIMを買ってiPadを使うの巻

 先日,台北に行った時に現地の通信キャリアのプリペイドSIMを使ったiPadの3Gデータ通信と携帯電話を利用したので,そのときに必要な手続などのメモ。

  1. プリペイドSIMの入手
     桃園空港での通関手続きを終え,到着ロビーに出て,左側に進んで突き当たりをさらに左に曲がると携帯電話キャリアのカウンターが並んでいる。中華電信と臺灣大哥大(台湾モバイル),遠傳電信(FarEasTone)で3Gデータ通信用プリペイドSIMを取り扱っているので,今回は中華電信で買うことにする。
     中華電信のデータ通信用プリペイドSIMは1日用,3日用,5日用とあり,旅程に合わせて3日用を買う。3日用は250新台湾ドル(元)で日本円でおよそ675円(1NTD=2.7JPY)と,日本のキャリアの海外パケット定額よりずっと安い。注意点として,支払いは現金のみでクレジットカードが使えないので,事前に両替をしておかなければならない。
     なお,外国人がプリペイドSIMを買うためには,旅券以外にもうひとつ身分証明書が必要らしいので,運転免許証などを持っていく必要がある。それとiPadの場合,SIMの交換にクリップのような例の部品が必要になるので,持っていったほうがよいだろう。また,当然ながらiPadはSIMフリーでないと現地キャリアのSIMは使えない。
     ついでに,SIMフリーの携帯電話用に音声通話用プリペイドSIMも購入した。
  2. 設定
     係員に尋ねると,APNは「internet」だけでIDとパスワードは入力しなくてよいとのこと。他社の場合,SMSで開通に必要な情報が送られてきたりと手続が必要だったりするので,これは手間がかからなくていい。初めて使用する際の密碼(PIN)は,データ通信・携帯電話とも初期設定の「0000」を入力すればOK。購入手続は数分で終わり,開通もさほど時間がかからなかった。
     まとめると,以下のとおり:
     ・APN:internet
     ・ユーザ名:(空白)
     ・パスワード:(空白)
     ・PIN:0000
     なお,APNの設定までに今まで使っていたデータ通信のAPNやIDのスクリーンショットをとっておくと,帰国していつも使っているSIMに戻したときの再度の設定に便利。
  3. 使用感など
     場所にもよるが,3Gデータ通信は下りで平均506~3434Kb/s,上り平均75~126Kb/sの通信速度が出ているので,地図やバスの運行案内など通信を伴うアプリケーションはおおむねストレスなく使える。ということで,結論としては大変におすすめ。
     通話はGSM専用のNOKIA1100で日本の固定電話にかけたが,こちらも音声はクリアで良好。日本から持っていったNM705iはFarEasToneにローミングしているが,iモードメールの受信設定を変えていなかったので,妙なスパム1通で50円もとられてしまった…