[XX-10-2019]インドネシア ‐ ジャカルタ #3

※ この項,追記・更新予定あり。
昨日と同様に朝食をとりに館内のレストランに入って従業員に部屋番号を告げたら,「あなたは朝食込みの宿泊プランではない」と言われる。朝食込みのプランで予約したはずだし,従業員の主張が正しければ昨日はなぜ食べられたのか謎だが,交渉するのも面倒になりとりあえず朝食を取りに外出する。

ジャラン・ジャクサの安宿街
ジャラン・ジャクサの安宿街。バックパッカーの姿はまばら。

モスクのスピーカーから大音量で流れるクルアーンを聴きながらJl. Jaksa(ジャラン・ジャクサ)の安宿街を散策してみる。かつてはバックパッカーでにぎわったエリアらしいが,なんとなく寂れた雰囲気がする。

安宿街のモスク
朝からスピーカーを大音量にしてクルアーンを流すモスク。割と質素な建前。

1ブロック歩き,ここ数日おなじみのアグース・サリム通りとJl. Kebon Sirih(クボン・シリ通り)の交差点の南西にあるカフェ「Kopi Oey」に入る。店内は18世紀の中国をイメージした内装。鶏汁そばとせっかくインドネシアにきたのでトラジャコーヒーをドリップで出してもらう。おいしい。

ドリアン
クボン・シリ通りで見かけたドリアンの木。袋をかぶせているのは、熟成待ちなのか?

Kopi Oey店内
カフェ「Kopi Oey」の店内。汁蕎麦や軽食もある。もちろんおいしいジャワコーヒーが飲める。

アグース・サリム通り
朝のアグース・サリム通り。夜になると、一転屋台が軒を連ねる。

食後,徒歩でサリナ・デパートへ移動する。化粧品やアクセサリー,バッグなどファッション関連のほか民芸品などの土産物などが売られているが比較的こぢんまりとした印象。地下に下りてフードコートやスーパーを冷やかした後,サリナからKoridor 1のバスウェイに乗り,ブンデランHIで下車。

「カーフリーデー」のスディルマン通り
「カーフリーデー」で自動車通行止めになったスディルマン通り。日頃の渋滞が嘘のよう。

Koridor 1が通るジャカルタのメインストリートでもあるスディルマン通りは「カーフリーデー」で自動車通行止めになっているようで,広い道路はいつもの混雑が嘘のようにがらがら。通行止めが間もなく終わるらしく屋台を片付けている横から,簡単な手荷物検査を受けてグランド・インドネシア・モールを散策。ローカルムードが漂うサリナ・デパートとは比較にならない巨大なショッピングモールで,西武百貨店や紀伊國屋書店など日系のテナントもある。軽くまわって地下のスーパーで土産にMonggoのチョコレートを買う。

いったんホテルに戻ってチェックアウト。Grab経由で呼んだ車で再びグランド・インドネシア・モールを訪れ,地下の福建料理店「Putien(莆田)」で早めの昼食。ビールを飲みながら店一押しの「Lor Mee」を食べる。豚バラ肉,海老,アサリを豚肉のスープで煮込んだ汁そばでかなりおいしい。

グランド・インドネシア・モール
グランド・インドネシア・モールの吹き抜け。なにせ広い。

3A階にあるフードコートは日本企業の出店が多い。その中で異彩を放っていたのが地場資本の回転寿司屋「寿司グルーヴ」。フードコートの同じフロアにある「板長寿司」(香港発祥シンガポールにもチェーンがあるようだ)といった本格派っぽい鮨屋に比べてかなりキッチュな雰囲気。気になったので入ってみたら,意外にもといっては失礼だがきちんとした寿司でおいしかった。次に懐かしい「DailyQueen」のスタンドでチョコレート・ディップのソフトクリームを食べる。先ほど訪れたのとは別の地下のスーパーマーケットでちょこちょこと買い物をして,時間はまだ早いが空港へさあ出発。
寿司グルーヴ
一見怪しげな寿司グルーヴ。縦書きなのに音引きが縦中横になってるのも妙だ。とはいえ、出てくる寿司は意外にもオーソドックス。

デイリークイーン
懐かしのデイリークイーン。

デイリークイーンのソフトクリーム
デイリークイーンのソフトクリームといえば、やっぱりこれ。

グランド・インドネシア・モールと空港行きレイルリンクのStasiun BNI City(スディルマン・バル改めBNIシティ)駅はそんなに距離があるわけではないが,バスウェイの停留所からBNIシティ駅まで荷物を持って歩きたくなかったのでGrabでタクシーを呼ぶ。「はす向かいの高級ホテルPullman Jakarta Indonesia Thamrin CBD(プルマン ジャカルタ インドネシア)の車寄せで待っている」と運転手からアプリに連絡が入ったので急いでホテルの構内に向かう。BNIシティ駅への運賃は安かったものの,運転手がホテル構内出場時に払った駐車場料金と,BNIシティ駅構内入場時に支払った駐車料金の両方を請求されたので,トータルではそれなりの金額になった。
BNIシティ駅のホーム
BNIシティ駅のホーム。日本と異なり、鉄道は右側通行なので、違和感がある。

駅構内は閑散としており,ジャカルタ到着時と同様の方法で自動券売機から乗車券を購入した後,発車まで時間があるので構内にあるスターバックスコーヒーで休憩。改札を通り,ホームに下りて列車を待つと,通勤電車が通過していく。BNIシティ駅はレイルリンク専用駅なので通勤電車は200〜300メートルほど離れたSudirman(スディルマン)駅に停車する仕組みだ。レイルリンクに乗ると,ジャカルタ到着時は日が暮れていて見えなかった沿線風景がおもしろい。とくにスイッチバックするDuri(ドゥリ)駅の構内では線路の中に行商人や子供がいたりしていかにもアジアらしい風情だ。
ドゥリ駅構内
子供や行商人が線路内をうろうろするドゥリ駅の構内

空港駅に着いてインドネシア入国時と正反対の流れでスカイトレインに乗り継ぎ,ターミナル3に到着。テロ対策か建物内の入口にも簡単な手荷物検査がある。空港でゆっくりしたかったので相当余裕を持って到着したせいか,エアラインのチェックインカウンターがまだ開いていない。スカルノ・ハッタ国際空港では事前のWebチェックインサービスもないため待つしかなく,ターミナル内の売店などを散策して時間をつぶす。チェックインカウンターはすでに行列ができており,手続開始後もかなり待たされてからチェックイン完了。
スカルノ・ハッタ空港のターミナル
スカルノ・ハッタ空港の出発ロビー。吹き抜けの1F部分は到着ロビー。

スカルノ・ハッタ空港のチェックイン・カウンター
スカルノ・ハッタ空港のチェックイン・カウンター。空港の写真を普通に撮れるのは、共産国や軍事的に緊迫していない国である証左でもある。筆者はかつてデリーの空港で、カメラに電池を入れっぱなしにしていたために軍に別室に連れて行かれたことがある。

保安検査場にはムスリムが多いお国柄を反映してか女性用ボディスキャナーが設置されていた。出国審査は簡単に終わり,エスカレーターで2Fに下りて免税店で買いそびれた土産物を追加購入。広い出発ロビーを5分強歩き,第5ゲート奥にあるSAPPHIRE Lounge(Plaza Premium Lounge)を休憩がてら利用する。夕食をまだとっていなかったので調理カウンターで汁そばを作ってもらい,ビュフェでつまみもあつらえてビールを飲む。よく考えてみたらこの旅行中,麺類ばかり食べていたようだ。ラウンジは空いているせいかゆったりとしていて,電源も各座席に配置されているのでありがたい。

搭乗開始時刻が近づいてきたのでラウンジを発って出発ゲートに向かう。復路もプレミアムエコノミーなので割と快適。機内食は特別対応食にしてみたもののちょっと失敗。酒で流し込む。翌朝,成田空港に到着。ラウンジでビールを飲みながら帰路のルートを検索,時間や乗り継ぎがよいスカイライナーで都心に戻った。(了)