[03-xx-2005]アイスランド#3

流氷が海岸に流れ着き,寒々とした北大西洋

この日も朝からスモークドサーモンに舌鼓を打つ。所用を済ませた後,Þingvellir(シンクヴェリトル)国立公園に向かう。寒々しくどんよりした天気が続くうえ,車窓には荒涼とした原野の景色が広がり,索漠とした気持ちになる。おまけに冬場は日照時間も短いときているから,北欧の人が南へ太陽を求めてバカンスに出かけたくなる気持ちもわかる。

シンクヴェリトルは10世紀にデンマークからの移住者が民主制議会Alþingi(アルシング)を開催した場所として世界遺産に登録されている。アルシングが開催されていた場所とおぼしきところには国旗の掲揚台があり,そこまで行こうと試みるもその手前で路面の積雪と寒さで断念する。

遠くに見える国旗の掲揚台がある場所がアルシンギの開催場所

この付近がユーラシアプレートと北アメリカプレートがぶつかる大地溝帯で,それらのプレートの反対側の端はぐるっと地球を半周した日本の糸魚川構造線になる。

レイキャヴィークに戻ったあと,所用先を数件まわる。その折に同行した現地ガイドが「今のアイスランドはみんな先のことも考えずに浮かれているけど,これはバブルです。そのうちはじけるでしょうけどたいへんなことになりますよ」と言ったのが妙に記憶に残っていて,その3年後それは現実になった。

現地のアテンドでアイスランド料理で有名な「Þrír frakkar(スリールフラッカル)」で夕食をとる。ヴィール(犢)のソテーや捕鯨国なので鯨の刺身を堪能。刺身は日本風に醤油とレホールで食べるのがおもしろい。

[02-xx-2005]アイスランド#2

朝食はバフェスタイルだが,ここはアイスランド,いろいろな種類の厚く切られたスモークドサーモンが目を引く。食べ比べてみると,脂がのっているものやあっさりしたものとそれぞれに味が異なり,当然ながらスーパーでパック売りされているものとは比較にならないくらいおいしい。サラダと一緒にパンにはさんで食べると絶品。

ホテルを出発し,アイスランド外務省に立ち寄り所用を済ませる。昼食は白身魚のソテーとワイン。付け合わせに大量のじゃが芋。

施設の中から撮影。手前から橋の奥に広がる池のような水面がすべて温泉。

さらに所用を2件ほど済ませた後,レイキャヴィークから40kmほど離れた世界最大の露天温泉ブルーラグーンに行く。当日はどんよりとした北欧特有の曇天で肌寒いうえ,高緯度で日が暮れるのが早く,一度湯につかると外に出るのがおっくうになった。なお,ブルーラグーンの湯は白濁しており,皮膚病への効能があるそうだ。

レイキャヴィークに戻り,レストランで夕食をとる。当時アイスランドはアイスランド・クローナ(ISK)が高いこともあって旅行者にとっては物価高で,入ったレストランも椎茸入りうどんが2,000円近くしていた。ここでも魚や肉,じゃが芋を食べながらワインを呑み満足。その後,ディスコというかクラブに立ち寄ってみるが,とくに盛り上がることもなく早々に撤収した。

レイキャヴィークのレストラン。ここも天井が高い。

[01-xx-2005]アイスランド#1

成田空港第2ターミナル。出発まで時間が余っていたので,GSM携帯電話を借りる。店員にアイスランドで使えるかどうか尋ねるが,渡航者が少ない国のせいかどうも要領を得ない。いくつかの店を回った結果,キャリアはボーダフォン,端末はNokiaの廉価版を借りることにした。ビールを呑みながら新聞を読んで時間をつぶそうとカード会社のラウンジに行くが,ざわざわとにぎやかなのでそこそこに退出する。

スカンジナビア航空の機材はAirBus A320。ツアーをアテンドしてくれた某社のX氏曰く,当初はビジネスクラスの予定だったが,オーロラ見学のツアーなどで予約が取りにくくエコノミークラスとなったとのこと。狭い座席で十数時間過ごすことを思い,少しげんなり。

機内食は比較的味もよく,ワインをがぶ飲み。液晶モニタが座席についていたので映画を見たり,バックギャモンで遊んだり,本を読んだりして時間をつぶしていた。機内サービスは全般的によかったように思う。

コペンハーゲンに到着したが,日本時間では深夜なので頭がぼんやり。EUへの入境審査後,X氏がラウンジの個室を手配してくれたので,荷物を置く。ネット接続サービスがあるのでメイルを確認するが,日本語は読めるが入力できないので返事はローマ字で。ラウンジ内ではバッフェスタイルで軽食がつまめるので,ここでもチーズでワインをあおる。

次の便まで時間があるので空港をぶらぶらと歩く。「ベッドのあるシャワールームで仮眠してはどうか」とX氏に勧められるが,うっかり寝過ごしそうな気がして遠慮しておく。免税店で酒類の値段を見てみるが,日本のディスカウントストアで買うのとさほど変わらないか,むしろそれより高いものもあった。

引き続いてアイスランド航空に搭乗。機内は狭く,中に入ったときにはすでに多くの乗客が着席しており,手荷物の置き場所に苦労する。機内食とともにまたワインを呑み,酔いと疲れからまどろみに落ちる。デンマークからアイスランドもかなりの距離があり,ケフラヴィーク空港に到着したころには疲労困憊だった。

外はすっかり暗くなっており,バスでホテルに向かいチェックイン。部屋に入り,時差9時間の日本へ連絡のため電話をかけてすぐさまベッドに倒れ込んだ.

ホテルの客室。天井が高く,温水暖房のおかげで快適。