[XX-03-2015]マカオ・香港 #3

※ 24-08-2018,26-08-2018,05-11-2018一部更新。

朝,ホテルを出て,港鐵(MTR)で尖沙咀から中環に移動し散策。B級グルメ街でもあるらしい威霊頓(ウェリントン)街を歩き,おいしそうな店構えの華豐燒臘で早晨套餐(モーニングメニュー)を頼む。

威霊頓街
雑貨店や薬局,書店,飲食店などが軒を連ねる威霊頓街
華豐燒臘の店頭
いかにもおいしそうな店構えの華豐燒臘で朝食を取った。

メニューには,炒麵と粥の「中式早餐」,ソーセージ,ハムとオムレツなどの「西式早餐」,サンドウィッチなどの「港式早餐」のほかに,マカロニや汁そば,さらに菠蘿包pineapple bun)セットなどバラエティ豊かで,値段も30香港ドル前後とお手ごろだ。汁そばの出汁がときおり食べる香港料理店のそれとそっくりで,あの店はかなり本場の味付けなんだなと認識。食後,街角でもらった免費報紙(無料の新聞)の『頭條日報(Head Line Daily)』を読みつつ珈琲を飲んでちょっと休憩。

嘉咸街
香港最古の路上市場のひとつ,嘉咸街(グラハムストリート)。
香港上海滙豐銀行
香港上海滙豐銀行(HSBC)のピロティ

食後ぶらぶら散歩して金融街を眺めた後,九龍塘站にMTRで移動。ショッピングセンター「又一城(Festival Walk)」にあるアップルストアに立ち寄ってみるものの,以前のような極端な円高ではないのでiPhoneはじめ商品の価格は日本とさほど変わらない。スーパーマーケットに立ち寄り土産になりそうな菓子やら食品を買う。格力高(グリコ)の百力滋(プリッツ)は香港魚翅(ふかひれスープ)味と蠔皇鮑魚(あわびスープ)味をチョイス。

MTRで深水埗站(シャムスイポー駅)に戻り,鴨寮街からぶらぶら歩いて商店を冷やかす。鴨寮街の周辺は昔の秋葉原や日本橋のような電気街で,パーツ屋やスマートフォン,雑貨や服飾品の露天が列をなしている。地図に載っていてちょっと気になっていた蛇料理店は閉まっていて休みのようだ。

鴨寮街
露天が軒を並べる鴨寮街。人通りも多くにぎわっている。
鴨寮街の蛇料理店
鴨寮街にある蛇料理店の看板。この日はあいにくお休みで,店の前には露天が営業していた。

ふたたび尖沙咀に戻って,カード会社のプラザに立ち寄り,ローカルな茶餐廳で軽食をとりたかったのでおすすめを聞くが,当然とは言え日本にも支店がある一押しの加盟店の飲茶店を勧めるのでがっかりしながら丁重にお断りする。

高級ブランド店が軒を連ねる広東道を歩き,馬哥孛羅香港酒店(マルコポーロ・ホンコンホテル)とエルメスとの間の薄暗い自動車道にある乗り場からバスに乗って機場快線(エアポート・エクスプレス)九龍站に向かう。エルメスの横にあるバス停はちょっとわかりにくいので注意が必要。

九龍站にはインタウン・チェックイン・カウンターがあるので,そこで出発便の搭乗手続きを行ってから20分程度機場快線に乗車して香港國際機場(国際空港)に到着。車窓からは香港特有の高層マンションが林立する光景がうかがえた。都心部から空港へ,さらに機場駅のプラットホームから出国ロビーまでのアクセスがよいので荷物を持つ身にはありがたい。

機場快線の車内
機場快線の車内は免税店での販売を見込んでか資生堂「アルティミューン」の広告で埋め尽くされていた。
機場駅
機場駅。右側の機場快線ホームから奥に見えるブリッジを渡って出発ロビーまで同一平面で移動できる。

出国審査を済ませ,保安検査場で機内持ち込み可能サイズなのにも関わらずスーツケースを預け入れにしろとの指示を係員から受ける。いったん構外に出て,エアラインのカウンターでスーツケースを預託し,再度出国審査からやりなおして保安検査場を通過する。これなら九龍站のインタウン・チェックイン・カウンターで預託しておけばよかった。

保安エリア内でぶらぶら免税店を冷やかした後,プラザプレミアムラウンジで一服。ここの香港風汁そばは注文してから作ってくれるのが特徴。その他中華風の軽食をつまんで,酒を呑む。人が多いのでゆっくりと落ち着くわけではないが,バーカウンターでカクテルを作ってくれるのがよい。

帰路も座席はビジネスクラス。シートがフルフラットの機材で疲れ気味の体にはありがたかった。

(了)

現地で見つけたいろんなもの ‐ マカオ・香港旅行番外編

マカオと香港で見つけたもの点描。
※更新予定あり。13-11-2018更新。

澳門(マカオ)

ポルトガル文化が色濃いとはいえ,やはり中華文化圏。いろいろ面白い。

a.懐かしの「デイリー・クイーン」

デイリークイーン

2000年代前半に日本から撤退したデイリークイーンを大三巴街で発見。昔懐かしいチョコレート・ディップのソフトクリームを食べてみたかったが,おなかが一杯で店の外から眺めるだけ。

b.街のそこここで見かける乾物店

医食同源や漢方薬というキイワードで健康志向の消費者に訴えるレストランが日本にも多く存在するが,本場らしく薬効のありそうな乾物店をそこここで見かけた。

目につくのは高級食材でもある鮑や海鼠,鱶鰭を扱う店で,店頭には食品サンプルが並べられていることが多い。漢方薬でもある冬虫夏草の食品サンプルは,まるで映画『裸のランチ』に出てくるブラックミートのようで実物よりなにやら不気味に見える。

干物屋
鱶鰭や帆立だけでなく干鱈のような魚の干物がぶら下がっている。
鮑や海鼠,冬虫夏草まで扱う乾物屋。大量のムカデかワームがいるような看板で一瞬ぎょっとする。
漢方薬店の店頭にあったマカの宣伝。5人も土人を並べなくてもいいと思うのだが。ガラスの後ろに見えるのはフカヒレの模型。

最後の写真は漢方薬店のショウケースに貼られていたもの。ペニスケースをつけた土人の写真が笑える。説明によると「マカは安第斯(アンデス)山の神が人類に与えた宝物だ。秘魯(ペルー)のアンデス山脈にある,下界と隔絶された海抜4,000メートルのジャングルに住む印第安(インディオ)の特拉多(Tellado)部落では瑪咖(マカ)を長期摂取しているから,男子の陰茎が16〜18cmと巨大である。ちなみに“Tellado”とは現地語で巨大の意」とのことで,要は「マカを服用するとジャングルの土人みたいに陰茎が巨大になるよ」ということらしい。

c.魔除けの石敢當

琉球ではあちこちの丁字路の突き当たりに魔除けとして石敢當をよく見かけるが,それ以外ではじめてお目にかかった。

賣草地街の石敢當
賣草地街で見つけた(泰山)石敢當。上部からぶら下がっている蝙蝠は幸運の象徴とされている縁起物。

香港

a.堂泰海鮮菜館

寧波街の「堂泰海鮮菜館」で夕食をとった際,食べた鳩のロースト。手羽かモモが出るかと思っていたらまさかの丸ごとでちょっと驚いた。味は野性味があり,まあこんなものかという印象。

鳩のロースト
姿そのままの鳩のロースト。場所柄,鳥インフルエンザは大丈夫なのかと一瞬思ったが,これだけ加熱調理してあれば問題なかろうと思い直した。それにしても盛りつけが素っ気ない。

海鮮料理店なので,メニューには貝類や魚料理が目についた。

海鮮料理店だけあって,生きた魚介類をその場で選んで調理してもらえる。ワタリガニや海老,馬刀貝(マテガイ)も見える。
海鮮料理店だけあって,生きた魚介類をその場で選んで調理してもらえる。ワタリガニや海老,馬刀貝(マテガイ)も見える。

[XX-03-2015]マカオ・香港 #2

※ 26-08-2018,02-09-2018,14-10-2018,17・18-10-2018,24・26-10-2018,01-11-2018更新。

澳門2日目

朝早く目が覚めたので,散歩を兼ねて朝食をとりに行くことにした。人通りのない福隆新街を抜け,昼間と打って変わってがらんとしたセナド広場に出る。聖ドミニコ教会もじっくり見られて堪能した。

早朝の福隆新街
早朝なので人通りがない福隆新街。
セナド広場
昼間は観光客であふれる議事亭前地(セナド広場)をパノラマ撮影。
聖母玫瑰堂
聖母玫瑰堂(聖ドミニコ教会)。昼間は通行人が多いので,ガイドブックに掲載されてるような写真を撮るなら早朝しかない。

その足で世界遺産の大三巴牌坊(聖ポール天主堂跡)に向かう。途中の大三巴街は昼間は多くの観光客で混雑するが,早朝ということもあり人通りは少ない。軒を連ねる土産物屋も店が開いておらず,さくさくと歩いていると眼前に突然広場,大階段と天主堂のファザードが飛び込んでくる。

大三巴牌坊(聖ポール天主堂跡)
人の姿がまばらな大三巴牌坊(聖ポール天主堂跡)と大階段。早朝ならではの光景。

天主堂の建物自体は焼失しており,裏から鉄骨で石造りの壁面を支えている。澳門のシンボルともいえるそのファザードにはさまざまな彫刻が施されていて,往時はさぞかし荘厳な建築物だったに違いない。

その足で横手にある坂道から天主堂を見下ろしながら大炮台(モンテの砦)に登る。眼下に市街地を一望できるのだがあいにく曇りでガスがかかっていて,残念ながら見晴らしはよくない。砦を下り,ポルトガル風の建物が残るラザロ地区の瘋堂新街周辺を散策。望德聖母堂(聖ラザロ教会)を覗き,ポルトガル総領事館前の伯多祿(ペドロ)局長街,板樟堂街を経由して大堂(カテドラル)の前を通って郵政總局の裏からセナド広場に帰ってくる。

望德聖母堂(聖ラザロ教会)の入口
瘋堂斜巷沿いにある望德聖母堂(聖ラザロ教会)。かつて癩病院の付属教会だったそうで,付近の通り名や地区名に「瘋堂」とつくのはその名残なのか。
ラザロ地区の建物その1。
ラザロ地区にはヨーロッパ風の建物がそこかしこにある。
まるで南欧に迷い込んだようなラザロ地区の街並み。

広場の北西にある三街會館(關帝廟)に立ち寄った後,郵政總局の反対側に新馬路を渡り,周大福の角から龍嵩正街に入り昨夜定休日だった食堂「中天咖啡美食」で朝食を取る。食後は龍嵩正街の途中を左折して急な坂を上り,伯多祿五世劇院(ドン・ペドロ5世劇場,オペラハウス),聖奧斯定堂(聖オーガスティン教会),聖若瑟修院(聖ヨセフ修道院)とポルトガル風の建物をじっくりと眺めながら散策。朝は人通りが少なく,短時間であちこち回れるので快適だ。

関帝廟の正面
この一角だけ急に中華風になる関帝廟。
伯多祿五世劇院と聖若瑟修院
左が伯多祿五世劇院,木の後ろに見えるのが聖若瑟修院の門と外壁。撮影した公園から修道院の入口までカルサーダスが広がる。これだけみればここはポルトガル。

新馬路から昔ながらの商店が軒を並べる十月初五日街に入り,ぶらぶらと商店を冷やかす。しばらく歩いて聖安多尼教堂(聖アントニオ教会)に到着。舊城牆遺址とその隣の哪吒廟(ナーチャ廟)に到着。実はここはさっき訪れた聖ポール天主堂跡のすぐそばにあるので,その足で天主堂跡の北側にあるさきほど閉まっていた天主教藝術博物館をさくっと見学する。

十月初五日街で見かけたポルトガル風の門
十月初五日街で見かけたポルトガル風の門

セナド広場近くにある古民家を見学したりしながらまた新馬路に戻り,南灣大馬路との交差点を右折して新八佰伴商場(ニューヤオハンデパート)に立ち寄る。経営破綻した静岡発祥のヤオハンとは資本関係はないらしい。

宿に戻って荷物をピックアップした後,また新馬路‐セナド広場‐板樟堂街‐伯多祿局長街と歩き,ローカル市場の雀仔園街市を覗いて,華士古達嘉馬(バスコ・ダ・ガマ)花園で休憩。近隣の雑貨店に立ち寄ろうとしたが残念ながら定休日。

雀仔園街市
ローカル市場,雀仔園街市の入口。
華士古達嘉馬花園
バスコ・ダ・ガマとおぼしき人物の胸像がある華士古達嘉馬花園。うまく全景が写っていないが,植木がきれいに剪定されている西洋風の庭園。マカオの街にはあちこちにポルトガルの偉人の物とおぼしき銅像がある。後ろはホテル。

ラザロ地区に戻り,瘋堂斜巷にあるギャラリー仁慈堂婆仔屋(Albergue da Santa Casa da Misericórdia)に入り,ポルトガル雑貨を扱う売店メルカリア・ポルトゲーザで土産物にポルトガルの石鹸を買う。

そのまま新勝街に出て,ロータリーのそばにある喫茶店・檀香山で昼食。その後,澳門博物館に移動し土産物店を冷やかす。ふたたび大炮台から大三巴街,賣草地街を歩き,新馬路から路線バスに乗って新口岸の外港客運碼頭(フェリーターミナル)に向かう。

香港へ移動

窓口でジェットフェリーのチケットを買い,前日同様に1時間弱の船旅で香港・尖沙咀(チムサーチョイ)の中港城碼頭に到着。ターミナルの周囲はショッピングモールとホテルの複合施設「中港城」になっている。ぶらぶら歩いて彌敦道(ネイザンロード)沿いにあるバックパッカーが集う美麗都大厦(ミラドールマンション)に向かう。ここはかの有名な重慶大厦同様の複雑な構造をした怪しげな雑居ビルで,予約してあった安宿の入口もマンションみたい。インターフォンを鳴らして従業員を呼び出し,チェックイン。入室用のICカードを渡され,宿泊は別のフロアに行けと指示される。

荷物を置いて,またふらふらと街歩き。彌敦道を北上し港鐵(MTR)の佐敦站(ジョーダン駅)付近まで一駅歩く。澳門とは違って若干こざっぱりした感じがする。脇道に逸れてみるが,昔のジャッキーチェンやマイケル・ホイ,ブルース・リーの香港映画に映る香港のような怪しげな雰囲気は薄れている印象。

夕食をとろうと店を物色していると,いかにも香港テイストな寧波街にある大衆食堂「堂泰海鮮菜館」がそこそこ繁盛しているので入ってみる。澳門からずっと蒸し暑いのでビールを呑み,鳩のローストやら炒め物などを食べる。隣のテーブルの夫婦が山盛りになった巻き貝を食べていたのが気になった。

堂泰海鮮菜館
交差点の角にある堂泰海鮮菜館。
堂泰海鮮菜館の店内
店内の様子。隣のテーブルでは夫婦が巻き貝を食べている。

佐敦站で八達通(オクトパス)のカードを買い,MRTで維多利亞港(ビクトリア・ハーバー)を越えて香港島の中環站(セントラル駅)へ。並行する港島線に乗り換え次の上環站で下車。香港電車(トラム)に乗り,二階席から夜の香港の街並みを眺める。

トラムの二階席から眺める街並み
トラムの二階席から眺めると視界が新鮮。オクトパスで乗車できるので便利。

ふたたび中環站からMRTで尖沙咀站へ。崇光百貨(香港そごう)から梳士巴利道(ソールズベリー・ストリート)を地下道でビクトリア・ハーバーの岸に渡る。霧に煙る対岸の中環のビル街の夜景を見ながら遊歩道を歩いていると,船着き場にジャンクを模した観光船が停泊していた。あとで調べると鴨靈號という観光フェリーらしく,スターフェリー同様に尖沙咀‐中環を結んでいるらしい。次に香港に来るときはここに泊まりたいなあと港から香港半島酒店(ザ・ペニンシュラ香港)を見上げつつ,安宿に戻って寝た。

歌舞伎鑑賞メモ

上から新しい順。鑑賞教室ばっかりだなあ。それ以外もほとんど幕見。

  • 日本振袖始(歌舞伎鑑賞教室)
  • 義経千本桜 2部いがみの権太 すし屋 3部狐忠信 道行初音旅・川連法眼館(歌舞伎座)
  • 新皿屋舗月雨暈(しんさらやしきつきのあまがさ)―魚屋宗五郎―(歌舞伎鑑賞教室)
  • 籠釣瓶花街酔醒(歌舞伎座)
  • 十七世中村勘三郎二十七年忌、十八世中村勘三郎三年忌追善 菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)寺子屋(歌舞伎座)
  • 傾城反魂香(けいせいはんごんこう)土佐将監閑居の段(歌舞伎鑑賞教室)
  • 蘆屋道満大内鑑(歌舞伎鑑賞教室)
  • 歌舞伎座新開場 杮葺落六月大歌舞伎 御存 鈴ヶ森,助六由縁江戸桜
  • 紅葉狩(歌舞伎鑑賞教室)
  • 毛抜(歌舞伎鑑賞教室)
  • 俊寛(歌舞伎鑑賞教室)
  • 壽 初春大歌舞伎 矢の根,連獅子,神明恵和合取組 め組の喧嘩
  • 日本振袖始,曾根崎心中
  • 義経千本桜 渡海屋の段・大物浦の段(歌舞伎鑑賞教室)
  • 義経千本桜 河連法眼館の段(歌舞伎鑑賞教室)
  • 鳴神(歌舞伎鑑賞教室)