※29-08-2019加筆と写真を追加
夜行急行列車で一夜を明かし,早朝に臺南車站に到着。食堂もまだ開いていないようなので朝食にコンビニエンスストアで弁当と烏龍茶の缶を買う。公園に着き,烏龍茶を一口飲むと甘い。缶をよく見ると「有糖」と書いてある。売り場で色違いで2種類の缶があったのは無糖と砂糖入りというわけだ。後で知ったのだが,臺湾では緑茶でも砂糖入りがあるとのことで,嗜好の違いがおもしろい。
散策がてら街を徒歩で移動し,臺南孔子廟とオランダ植民地時代の砦,赤崁楼を見学する。
台南からふたたび臺鐵の縦貫線で嘉義に移動して阿里山森林鐵路の阿里山号の切符を買う。時間があるので駅からいったん街に出て食堂で昼食をとる。大通りで銅鑼の音や音楽が聞こえ,楽隊を先頭に祭のような一群がやってきたので何かと思えば葬列だった。
嘉義車站に戻って13:30発の阿里山号に乗車し,一路阿里山に向かう。ナローゲージの小さい客車に乗り,ゆっくりことことと急峻な山岳路線を上ると,植生が熱帯林から亜熱帯林へと変化するのが車窓から楽しめた。途中,ループ線やスイッチバックなどいかにも山岳路線らしい設備もある。なお,森林鐵路はこの数年後に発生した台風災害の影響で途中駅から不通になっていて嘉義から阿里山まで通しで乗ることはできない。
途中,スイッチバックの1つでもある神木車站で線路わきの御神木を眺めるがこの御神木は当時すでに枯れ木となっていて,その後1997年に大雨の影響で倒れてしまったとのこと。終点の阿里山車站に到着したときはすでに夕方になっていて,薄暮の中友人が目星をつけていた阿里山閣國民旅舎(現在の阿里山閣大飯店)で尋ねると空室があるとのことだったので宿泊を決める。
※この項,追記予定あり。