ウェブ版iCloudのカレンダーに祝日を表示させる方法の覚書(加筆修正あり)

内容が古くなったので,更新版「[2021年対応]ウェブ版iCloudのカレンダーに祝日を表示させる方法の覚書」を投稿しました。

※「1.日本の祝日のicsデータを入手」「4. 2020年以降の祝日について」「5.祝日に関する一次情報」を加筆・修正。

Macのカレンダー.appで「日本の祝日」を照会する設定にすると,同期したiOSデバイスのスケジューラでも祝日が表示される。ところが,ウェブブラウザでiCloud.comにログインして,ウェブアプリのカレンダーを見る際,祝日が表示されないのでいささか不便に感じていた。

調べてみると以前からウェブ版iCloudはこういう仕様のようで対処方法が見つかった。いずれも記述が若干古いので,2020年現在の手順をメモ。

1.日本の祝日のicsデータを入手

以下のリンク先からMacにicsファイルをダウンロードする。

a. Apple
こちらは2020年10月18日現在,2021年の祝日について更新が行われていないようで,現時点ではb.もしくはc.のicsデータを利用したほうがよさそうだ。
http://ical.mac.com/ical/Japanese32Holidays.ics
b. Google
カレンダーファイルが公開されていて,以下のリンク先から祝日データが取得できる。
https://calendar.google.com/calendar/ical/ja.japanese%23holiday%40group.v.calendar.google.com/public/basic.ics
https://www.google.com/calendar/ical/ja.japanese%23holiday%40group.v.calendar.google.com/public/basic.ics
c. Thunderbird
以下のURLから「Japan」のリンクで取得できる。祝日の名称に英文が付加されている点と,作成されたのが若干古いせいか現在政府から公表されている祝日とやや食い違っている点に留意。
https://www.thunderbird.net/ja/calendar/holidays/

2.カレンダー.appに祝日データを読み込む

カレンダー.appを起動し,[ファイル]‐[新規カレンダー]から「iCloud」を選択。古いユーザだと「iCloud」ではなく「MobileMe」になっているかもしれない。

カレンダー一覧に新規カレンダー「名称未設定」が表示されるので,適宜「祝日」などとリネームし,その新規カレンダーを選択したまま,[ファイル]‐[読み込む…]からダウンロードした「Japanese32Holidays.ics」を読み込む。

3.重複表示の修正

このままだとカレンダー.appに読み込んだ祝日と既存の「日本の祝日」が重複して表示されるので,新しく読み込んだほうの祝日カレンダーのチェックを外しておく。iOSデバイスでも同様。また,カレンダーの色を祝日らしい色に変えておくと見やすい。

なお,このicsを利用した祝日カレンダーには2019年4月末から5月初頭にかけての天皇陛下即位に関連した祝日が含まれていなかったので,今後もときおり設定されている祝日を確認したほうがよいように思われる。

4.2020年以降の祝日について

上記のとおり,Appleが配給するicsファイルは作成日が古いらしく,2020年以降の祝日がアップデートされていない点に注意する必要がある。

5.祝日に関する一次情報

「国民の祝日」について(内閣府)
https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html